全豪女王のウォズニアッキがGS後初戦をほぼ完封で勝利[サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー]

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カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は2月1日、「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」(ロシア・サンクトペテルブルク/本戦1月29〜2月4日/ハードコート)で、自身の大会初戦となる2回戦で、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)をやぶり、3回戦進出を決めた。カウントは6-0、6-1のほぼ完封の勝利で、試合時間は1時間7分だった。

ウォズニアッキは1月28日まで開催されていた「全豪オープン」で優勝し、6年ぶりにランキングでも1位に返り咲いており、勢いづいているところ。高い運動能力を土台に、鉄壁のディフェンスでポイントを積み重ねていくスタイルが特徴だ。

一方の、ポタポワは、16歳と若手の一人で、ランキングでは現在のところ、1月29日付けで235位。ウォズニアッキからすれば、圧倒的に優位に立てる相手だ。

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ウォズニアッキは、ゲームの中で、ランキング1位の強さを見せ、ポタポワを圧倒。ポタポワにほとんど自由にプレーさせず、ゲーム運びにもその差が如実に表れた。

ウォズニアッキは1セット目の最初のゲームからポタポワのサービスを攻めて、2ブレークポイントを握った。またポタポワが1ポイントを取り返したものの、ウォズニアッキが、バックハンド同士での打ち合いからのストローク戦で粘り、ポタポワのミスまで耐えた。結果、いきなりブレークする形で試合が動き出した。

ウォズニアッキはさらに、自身のサービスゲームをラブゲームでキープした一方で、ポタポワのサービスを次々とブレーク。5ゲームを連取し1セット目は、ポタポワは1ゲームも取れないまま、ウォズニアッキが取得した。

続く2セット目も、ウォズニアッキが終始優位に展開した。1ブレークは許したものの、それ以上はゲームを与えずに、同選手が圧倒的な勝利を収めた。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによれば、ウォズニアッキは「ほんとうに疲れていましたが、いいプレーができました。コートでうまく動けましたし、いいディフェンスをできました。このように大会に入れるのは常にいいことですし、休みをとり、明日に備えられます」と話しているという。

ウォズニアッキは3回戦で、ダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「サンクトペテルブルク・レディース・トロフィー」でのウォズニアッキ
(Photo by Igor Russak/NurPhoto via Getty Images)