「夫が私の話を聞いてくれない」意外な理由とは?“夫婦の会話レス“解消法

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夫婦を長く続けていると、日々の会話は業務連絡や家計の相談など、楽しくない話ばかりになりがち。すると、そのうちそれ以外の話も旦那は流して聞くようになってきて……。

夫のイライラ、不機嫌…その意外な原因と妻のベストな対処法5つ

いつの間にか、こんな状態に陥ってしまっている夫婦は少なくないようです。

このような状態が長く続くと『会話レス夫婦』になり、夫婦の絆はどんどん薄くなっていくばかり。夫と上手に話をするには、どうすればいいのでしょう?夫婦の会話を多くする秘訣とは?

実は、夫が話を聞かなくなるのには、原因があります。

今回は、夫が話を聞いてくれない意外な原因と、夫婦の会話レス解消方法についてお伝えします。

「夫が話を聞いてくれないあるある」と、その意外な原因とは?

「夫は仕事から帰ってきたらテレビやスマホゲームに集中して、話しかけても生返事……」

「聞いてほしいことがあるのに、話しかけたら『今日は疲れているから』と言って聞いてくれない……」

「話しかけると夫がイライラした雰囲気を出すから、こっちもつい攻撃的になってしまって、いつも会話が成立しない……」

これは、会話レス夫婦に陥っている妻の実際の声です。

「うちもそう!」「心当たりがある!」というママもいらっしゃるのではないでしょうか?

パートナーが自分の話を聞いてくれないと、「もう私に興味がないんだ……」「私のこと鬱陶しいのね……」と被害妄想に陥ってしまう女性は多いですが、それは間違いです。

夫が家庭に入ると無口になるのは、実はどこの家庭でもありがちな話。これは、男性にとって家庭は“落ち着ける場所”という証拠でもあるのです。

家庭は、男性にとって仕事場のように他人や人間関係に気を使わなくて良い、唯一の場所。

男性は仕事の人間関係に、神経をすり減らしています。仕事をこなすためには、嫌な相手とも会話しなければいけないし、言いたいことをぐっと我慢しなければいけない。言いたくないことを言わなければならないときもあります。

女性に比べて、男性はコミュニケーション能力や協調性が低いので、職場でのこうした人間関係の構築は、より大きなストレスになっています。

その反動で、男性は家庭に入ると、とたんに無口になるというわけです。

また、日々起こる仕事のトラブルや問題は、家に帰るまでに解決したりはしません。

女性の場合は、嫌なことがあったときやストレスがたまったときは、人に話すことで解消させますが、男性は嫌なことやストレスは自分の中に抱え込み、他のことに集中することで解消させます。

男性が家に帰って会話もろくにせずテレビやスマホゲームに夢中になるのは、ストレスを解消しているというわけですね。

これらのことを理解せず、夫が話を聞いてくれないことや会話がないことで被害妄想に陥ったり、「たまにはちゃんと話を聞いてよ!」とキレてしまっては、夫婦関係は悪くなる一方です。

では、仕事から疲れて帰ってきた夫に話を聞いてもらうには、どうしたらいいのでしょう?

夫に話を聞いてもらいたいなら、“話をしやすい雰囲気作り”を妻が意識することが大切です。

夫に話を聞いてもらう“話をしやすい雰囲気作り”の秘訣3選

夫に話を聞いてもらう“話をしやすい雰囲気作り”の秘訣を3つご紹介します。

1. 夫の好物を用意しておく

夫に話を聞いてほしい日は、夫の好物を用意しておきましょう。お酒が好きなご主人なら、夜ご飯の酒の肴に一品。甘いものが好きなご主人なら、食後にスイーツを。

「今日はあなたの好きな○○を用意しておいたわよ」と言って笑顔で差し出せば、仕事で疲れきった夫の心が癒されます。

そして、場が和やかになり、話をしやすい雰囲気になります。

2. 夫の話を先に聞く

心理学には、『返報性の法則』というものがあります。これは、人は誰かになにかをしてもらったら、「お返しをしなければならない」という感情が無意識に働く、というものです。

これを活用して、夫に話を聞いてもらいたいときは、まずは夫の話を聞くことからはじめてみるのも効果的です。

男性は女性のように人に悩み相談や愚痴を言うことはあまりせず、自分の中に抱え込む性質を持っていますが、それでも自分の話を真剣に受け止めてくれる人が身近にいれば、饒舌になります。

「最近、疲れているようだけど、仕事はどう?」などと話を引き出してみましょう。

人間関係は、鏡。あなたが聞き上手になることで、今度はご主人があなたの話を聞こうとしてくれるようになります。

3. “雑談”で会話のリズムを作る

夫に話したいことがあるとき、いきなり本題に入るのではなく、“雑談”から入ることも大切です。

雑談は「中身のない会話」「無意味な会話」と思う人も多いですが、そうではありません。

会話のリズムを作る、重要な役割を果たすものです。

いきなり本題に入るのと、ある程度雑談を交わしてから入るのとでは、その後の会話のなめらかさが違ってくるのです。

「今日はよく晴れたよね〜」など天候の話や、「今度、テレビであなたの好きな○○の特集があるらしいよ〜」など趣味の話を最初に振ってみましょう。

この際の雑談のポイントは、暗い話ではなく、なるべく楽しい明るい話題を選ぶこと。そうすることで場が和やかな雰囲気になり、スムーズに本題に入れるようになります。

男性と女性は、根本的に違うところがとても多いです。このことを理解し、相手に合わせたコミュニケーションを取ることができれば、夫婦の仲は激変します。

「夫が話を聞いてくれない!」と嘆くだけでは、なにも変わらないのです。

今日お伝えしたことを参考に、話をしやすい雰囲気作りを心がけてみてくださいね。