慶大卒のインテリ芸人・中田が、帝王・松本に弓を引いた。騒動の発端は、脳科学者の茂木健一郎氏(54)がツイッターで「いまの日本のお笑い」を批判したこと。

 松本は即座に反論したが、中田は茂木氏に同調した。テレビ番組で茂木氏が松本に直接謝罪したあとも、中田は茂木を擁護する発言をブログに記した。

 キー局バラエティ番組関係者が話す。

「中田は、吉本幹部の呼びかけに応じ、話し合いの場を持った。吉本側から謝罪を求めるようなこともなく、本人は真摯に反省しているので、これ以上過激にならないようにするということで収束した」

 7月中旬、本誌は渦中のオリエンタルラジオ中田敦彦(34)を直撃した。すると、「松本さんとは、まだしゃべってないので(笑)」と話しだした。

ーーこれから、松本さんからちょっと話そうというようなことがあったらどうする?

「裏で何かを話すことではないと思います。先輩後輩でも、将棋は指すじゃないですか。指しちゃいけない手はないと思うんです。それがエンターテインメントなのかなって思っているので。一手指したことに対して、別室で『あの一手、すいませんでした』とは言わないじゃないですか。

『すいません、穴熊組んじゃって』とか『矢倉組んですいませんでした』って裏で言うことではない。僕の指した手にそれは違うんじゃないかっていう批判があってもいい。『ま、将棋なんで』っていうことです」

ーー発言した意味はあった?

「僕は計算高いやつだと思われているので『中田は考えに考えて一石を投じたんだろう』って思われている。でも、そこまで考えていたわけではないんです。今回のことが一石を投じていることになったんだ、って逆に思ったくらいでしたね」

ーー後悔はしていない?

「ないですね。極端な行動をした覚えはなくて、いつもどおりのことをしたのに、そんなに騒ぐことだろうかと、 今でも思っています。今後、あんなこと言わなきゃよかったって思うようになることが、起こるかもしれないですけど(笑)。でもまあ、そういうことはないだろうと思っています」
(週刊FLASH 2017年8月1日号)