誰もがアナウンサーになれるチャンスがありました。

でも、学生時代に入社したかった会社に入れなかったとして、そこの女性社員を嫌うということはありませんよね。

アナウンサーも一般企業の社員ではありますが、ほかの会社員とは大きく違うところがあります。

それは仕事柄、収入が比較的高い芸能人やスポーツ選手との出会いも多く、中には結婚する人もいるということです。

女性は本能的に、より優秀なパートナーを求めようとします。

男性とは違い、一生涯で妊娠・出産する数に制限がある女性は、できるだけ優れた子孫を残すため、パートナーを選択しています。

そのような中、あくまでも一般企業の社員であり、自分もなれたかもしれない女子アナは、十分にライバルとなり得るのです。

いわば、男性にとって容姿端麗でありながら、自分たちと同じビジネスパーソンであるという身近さが、むしろ女性のアナウンサー嫌いにつながっているのかもしれません。

平松隆円化粧心理学者 / 大学教員1980年滋賀県生まれ。

2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)の学位を取得。

国際日本文化研究センター講師や京都大学中核機関研究員などを歴任。

専門は、化粧心理学や化粧文化論など。

よそおいに関する研究で日本文化を解き明かしている。

大学では魅力をテーマに恋愛心理学も担当。

NTV『所さんの目がテン! 』、CX『めざましどようび』、NHK『極める 中越典子の京美人学』など番組出演も多数。

主著『化粧にみる日本文化』は関西大学入試問題に採用されるなど、研究者以外にも反響を呼んだ。