日本代表がブラジル戦会場で前日練習、ザックは守備陣への指導を徹底

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 ポーランド入りから2日が経過した日本代表。穏やかな秋晴れとなった15日は翌16日のブラジル戦の会場であるスタディオン・ヴロツワフで15時から公式練習に臨んだ。

 ザックジャパンでは試合前日は冒頭15分のみが公開され、以降は非公開になるのが通常だが、この日はすべての練習がオープンとなった。前日別メニューだった清武弘嗣(ニュルンベルク)と今野泰幸(G大阪)も最初のボール回しやサーキットトレーニングから全体練習に合流。どうやらブラジル戦出場は問題なさそうだ。

 その後、ハーフコートでの11対11、セットプレーの確認が行われ、ほぼ1時間で終了。アルベルト・ザッケローニ監督はさらにDF陣と新顔の選手たちだけを集め、居残りでクロス対応を徹底させた。長友佑都(インテル)によれば「しっかり敵とゴールを見れる体の向きと姿勢を持ってくれと言われた」とのこと。ネイマール(サントス)やレアンドロ・ダミアン(インテルナシオナル)ら強力FW陣を擁するブラジルと対峙する場合、クロスからの的確な守備は勝敗を大きく左右する。指揮官の指示を徹底させたうえで、明日はより強固な組織的守備を見せてほしいものだ。


[写真]=足立雅史