森永乳業株式会社 <2264> 、および森永乳業グループは17日、被災地および被災者向けの支援物資として、乳幼児向け商品、ロングライフ商品などを提供すると発表。今後も関係省庁、被災地の自治体などと連携して、被災地の要望に応える方針を示した。

 同社はこれまでにも、今回の決定とは別に、11日の震災発生直後から17日までに、同社およびグループ会社の東北地区の事業所から被災地の自治体、病産院、老人保健施設などに、乳幼児向け商品、医療食、嚥下(えんげ)食、約1万8000個の支援を実施している。また、日本乳業協会を通じて、14日に育児用粉ミルク8000缶の支援を実施してきた。

 今回は、乳幼児向け商品の◆森永ベビーフード(80g×2袋)2万4000個、◆乳児用ミルク「森永ドライミルクはぐくみ」(320g)3600缶◆ミルクアレルギー疾患用ミルク「ニューMA−1」(850g)160缶◆調乳用の水「森永やさしい赤ちゃんの水」(2000ml、ミネラルや不純物を除去した純水。調乳に最適な水)1200個――をはじめ、同社独自の無菌重点制法で製造した、未開封の状態で長期保存が可能な“ロングライフ商品”として、◆森永牛乳(200ml)4800個◆絹ごし豆腐(290g)2400個◆医療食および栄養補助飲料(森永乳業グループ「クリニコ」商品)2万7000個――を提供する。(編集担当:金田知子)



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