バルセロナのファンであるスペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、29日に行われるレアル・マドリーとのクラシコに向け、まったく疑いを抱いていないようだ。同首相は「月曜は我々が4−2で勝つ」とコメント。カタルーニャのラジオ『RAC1』の中で、次のように話している。

「試合を見ることはできないんだ。EUとアフリカの会合を準備するディナーがあるからね。ゴールが決まるたびにメールで教えてもらいたいな。バルセロナはサッカーのインテリジェントなところを愛し、育んでいる。そしてサッカーをシンプルな接触プレーのスポーツ以上のものとしているんだ。バルサのプレーは時折、チェスを思い起こさせるね。今のスタイルはスペクタクルであり、国際的にバルセロナやカタルーニゃにとってこの上ない宣伝となっている」

レアルについては「客観的になり、彼らに素晴らしい攻撃力があることは認める必要がある。バルサにとってハードなライバルとなるだろう」と語るサパテロ首相。ペップ・グアルディオラ監督とジョゼ・モウリーニョ監督の比較については、「モウリーニョは大きな敬意を払うにふさわしいが、パーソナリティーからいくと、私はグアルディオラの方が良い」とコメント。バルサFWリオネル・メッシとレアルFWクリスティアーノ・ロナウドについては、後者のプレースタイルよりも前者のドリブルを選んだ。

一方、元アルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏は、ポルトガル『SIC Noticias』のドキュメンタリーの中で、モウリーニョ監督に対して次のように賛辞を送っている。

「モウリーニョが就任したとき、マドリーのチームはメチャメチャだった。今はモウリーニョが望むように、そして人々が望むようにプレーしている。私はレアル・マドリーの試合をすべて見ているんだ。モウリーニョの選手たちの扱い方、グループのマネジメントの仕方が好きなんだよ」