南アフリカ・ワールドカップの公式球「ジャブラニ」については、インテルに所属するブラジル代表GKジュリオ・セーザルが不満を示している。だが、サンプドリア所属のイタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニも同じ意見のようだ。

「GKにとっても僕らにとっても、最悪のボールだよ。跳ねるからね。コントロールするのが難しいんだ。GKにとっては非常に大きな問題だろう。でも、ほかの選手たちにとっても同じさ。間違えれば失点になるから、GKにとってより大変な問題だろうけどね。ボールの軌道をコントロールできないのさ」

パッツィーニはルイジ・デル・ネーリ監督がユヴェントス指揮官に就任したことで、後を追ってユーヴェへ移籍するのではないかとも言われている。だが、W杯に向けて23名の最終メンバー入りを目指す同選手は、「僕はマーケットについて何も知らない。ここにすべて集中することだけを考えている」と強調した。

その上で、パッツィーニは「初めてのW杯になるかもしれないんだ。(サンプドリアの)ガッローネ会長がビッグクラブからのオファーを受け入れたらどうするか? それを言うのは難しい。僕はサンプと3年の契約を結んでいて、とてもうまくいっているんだ」とつけ加えた。

また、イタリア代表ではGKフェデリコ・マルケッティが28日に膝窩筋に問題を抱えていたが、同選手は29日の記者会見で、「コンディションはかなり良いよ。明日検査をして、ドクターがはっきりさせてくれるだろう。心配はしていない。深刻なものとは考えていないよ」と話している。