宮本笑里
 昨年7月、デビューアルバム「smile」の初回盤が発売後まもなく売り切れるなど多方面で話題となったヴァイオリニスト、宮本笑里。今年3月にはクラシックアーティストとしては異例となるシングルCD「fantasy」をリリースし、翌4月には放送開始13年目にしてリニューアルしたTBS系「THE世界遺産」のメインテーマ曲に「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」(服部隆之)が大抜擢されるなど話題に事欠かない彼女が、今月3日にセカンドアルバム「tears」をリリースした。

 「tears」には、「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」の他、NHK木曜時代劇「風の果て」の挿入曲「霧の涙」、父である元オーボエ奏者・宮本文昭の代表曲として記憶に新しい「風笛」(大島ミチル)の宮本笑里用バージョン、そしてドラマ「白夜行」「世界の中心で、愛を叫ぶ」映画「恋空」の音楽等でも知られる河野伸によるタイトル曲「tears」、ドラマ「いま、会いにゆきます」の音楽等でも高い評価を受ける妹尾武による「Beautiful Days」など宮本笑里のための書き下ろした数々のオリジナル曲を収録。

 加えて、フィギュアスケートで有名になった映画「ラヴェンダーの咲く庭で」より「Fantasy for Violin and Orchestra」(ナイジェル・ヘス)、ドイツでの中学時代に先生を涙させた「シャコンヌ」(ヴィターリ)、常に人気曲の上位を占める「カノン」(パッヘルベル)、「アヴェ・マリア」(グノー)、アンコール曲で人気の「チャールダーシュ」(モンティ)など聴きやすいクラシックの小品を集めた全14曲を収録する。

 初回生産限定盤は、40ページに及ぶカラーブックレットなどが収められた豪華仕様となり、DVDにはスペイン・セゴビアの世界遺産をバックに、既存のクラシックアーティストのスケールをはるかに超えたハイクオリティ映像による「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」のビデオクリップの他、レコーディングの模様を撮影したメイキングも収録されている。

 今月5日19時半からは、東京・銀座ソニービルにて「tears」の発売記念イベントを開催。「Les enfants de la Terre〜地球のこどもたち〜」の演奏も予定している。また、10月24日の愛知・宗次ホールを皮切りに12月23日の神奈川・みなとみらいホールまで、自身初となる全国8公演のリサイタルツアー2008“tears”を行なう。

宮本笑里“tears”発売記念イベント
日時:9月5日(金) 19:30〜(予定)
場所:銀座ソニービル1Fエントランス内1C会場
〒104-0061 東京都中央区銀座5-3-1
銀座線・日比谷線・丸ノ内線 銀座駅 B9出口に直結、JR有楽町駅中央出口より徒歩5分
ソニービル

宮本笑里リサイタルツアー2008“tears”
10月24日(金) 愛知・宗次ホール (問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9000
10月25日(土) 島根・島根県芸術文化センター「グラントワ」 (問)島根県芸術文化センター 0856-31-1860
11月03日(月・祝) 静岡・焼津市文化センター 小ホール (問)焼津市文化センター 054-627-3111
11月12日(水) 東京・紀尾井ホール (問)キョードー東京 03-3498-9999
11月14日(金) 大阪・ザ・フェニックスホール (問)キョードーチケットセンター 06-7732-8888
11月16日(日) 愛知・御津町文化会館 ハートフルホール (問)御津町文化会館 0533-76-372
12月12日(金) 北海道・札幌Kitara小ホール (問)WESS 011-614-9999
12月23日(火・祝) 神奈川・みなとみらいホール (問)KMミュージック 045-201-9999

宮本笑里 - アーティスト情報

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