アルゼンチン期待の若手がまた一人、スペインへ渡ることになった。アルメリアが昨年行われたU-20ワールドカップで優勝したアルゼンチン代表のメンバーであるエストゥディアンテス所属のFWパブロ・ピアッティ(19)を獲得した。

 母国アルゼンチンでは「メッシと“クン”アグエロを完璧にミックスした選手」と評される若手有望株のピアッティにはユベントスやマンチェスター・シティといったクラブも興味を示していたが、争奪戦を制したのは意外にもアルメリア。ピアッティは来シーズンに向けての補強第1号となっただけでなく、クラブ史上最高の移籍金での獲得だという。

 スピード、才能、プレーの視野といった特徴を持つピアッティはトップ下でもサイドでもプレーでき、攻撃ラインでならどのポジションでのプレーも可能な選手。2007年のアルゼンチン前期リーグではエストゥディアンテス優勝のキーマンともなった。

「リーガでセンセーショナルな一人となる」とピアッティの活躍に期待を込めるアルメリア。今シーズン、1部に昇格したばかりとはいえ8位と大健闘したアルメリアの来シーズンの目標のベースにあるのはやはり1部残留だろう。アルゼンチン期待の若手がその一翼を担うことになりそうだ。

(スペイン通信)