ロナウジーニョ獲得へACミランは約161億円を用意してるというが…<br>【Photo/B.O.S.】

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 ロナウジーニョのACミラン移籍騒動が再び熱を帯びてきた。ロナウジーニョのバルサ残留宣言で一旦は収束を見せたが、ロナウジーニョ獲得に情熱を燃やすACミランのベルルスコーニ会長に諦める気配はさそうだ。ベルルスコーニ会長はロナウジーニョ獲得に1億ユーロ(約161億円)を用意している、とイタリアのスポーツ紙“ガゼッタ・デッロ・スポルト”紙が報じている。

ロナウジーニョのために1億ユーロを別にストックしている」。

 ベルルスコーニ会長はそう明かしている模様。そして、ACミランはロナウジーニョに対し5年契約、年棒900万ユーロ(約14億4600万円)のオファーを出すつもりであるようだ。

 これまでのフットボール界の移籍金では、2006年のワールドカップドイツ大会後に引退したジネディーヌ・ジダンが2001年にユベントスからレアル・マドリーに移籍した際の7800万ユーロ(約125億円)が過去最高となっているが、この移籍が実現すれば、ロナウジーニョはジダンを優に上回る史上最高額でACミランに移籍することになる。さらに年棒も現在のバルセロナで受け取っている年棒850万(約13億6700万円)よりもアップする。

 1億ユーロ。その桁外れの移籍金には驚くしかないというところだが、ベルルスコーニ会長にとってロナウジーニョはそれだけの価値があり、それほどの大金を費やしても獲得したいというところなのだろう。

 バルセロナとは2008年6月30日までの契約を結んでいるロナウジーニョだが、契約内容の見直しについての交渉を始めるとされている。正式な話ではないにしてもこの噂は交渉をする上でクラブ側にプレッシャーとなりそうだ。

(スペイン通信)