13日、韓国の元慰安婦の支援団体が日本政府からの謝罪などを求め毎週水曜に行っている「水曜集会」が、1992年の開始から数え1300回目を迎えた。韓国の複数のメディアが節目となる集会の様子を伝えた。写真は17年3月の水曜集会。

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2017年9月13日、韓国の元慰安婦の支援団体が日本政府からの謝罪などを求め毎週水曜に行っている「水曜集会」が、1992年の開始から数え1300回目を迎えた。韓国の複数のメディアが節目となる集会の様子を伝えた。

ソウル市内、在韓日本大使館前の慰安婦像を囲み正午から始まった集会では、元慰安婦の吉元玉(キル・ウォノク)さんが歌の一節を吟じたのをきっかけに「岩のごとく」の曲が流れ、集まった若者や市民団体メンバーら300人余りがリズムを取り手拍子を打った。

参加者らは、存命の元慰安婦が35人にまで減っているとして「問題の解決が急がれる」と強調、2015年末の慰安婦問題をめぐる日韓政府の合意について「正体すらはっきりしない10億円で免罪符を取引した」として改めて厳しく批判した。

この日の集会には、慰安婦問題を米国で広めようと約5400キロの道のりを自転車で走り米国横断を果たした大学生ハ・ジュヨンさん、チョ・ヨンジュさんも出席、米国での体験を報告した。また、SNSで「あなたの顔が少女像」の運動を進めるメンバーもパフォーマンスを披露、慰安婦像の写真の顔部分に穴を開けた「顔はめパネル」を手に問題解決を訴えた。

さらに、集会を主催してきた団体・韓国挺身隊問題対策協議会は会に先立ち、日本政府による謝罪などを求める趣旨の155カ国206万9760人分の署名を届けるため、元慰安婦2人と共に日本大使館を訪れた。署名は慰安婦問題解決のため世界各国から1億人分を集めることを目標に13年から行われている「世界1億人署名運動」で集められた2次分で、1次150万人分は14年6月にスイス・ジュネーブの国連人権理事会に提出されている。

署名用紙を詰めた段ボール16箱が日本大使館前に積まれた様子は複数のメディアが写真で報じ、国民日報は「日本大使館の職員が対応に出て来ないため元慰安婦らが待っている」と伝えた。またニューシスによると、予定では大使館関係者が署名を受け取ることになっていたが、結局、大使館の保安担当の人物が建物に運び入れたという。

こうした報道には韓国のネットユーザーから「署名が200万人分とは…。もう全世界が認めたんだから早く謝れ」「おばあさんたちが皆いなくなっても謝罪しないつもり?本当にぞっとする」「日本は自分たちを守るためにそうしてるんだろうけど、むしろ墓穴を掘るようなものだよ」と、日本の姿勢を批判するコメントが多数寄せられている。

しかし少数ながら、中には「おばあさんたちを利用して極端な民族主義をあおる勢力にも問題がある」といった声もある。「村山・河野談話で謝罪は受けているし、アジア女性基金でもう莫大(ばくだい)な補償をもらったのに、その上10億円をもらってもまだ足りないの?」「いったいどこまでやるつもりなんだ?」「この調子じゃ、壬辰倭乱(文禄・慶長の役の韓国での呼称)の被害も補償しろと言い出しそう」など、終わりのない謝罪要求にうんざりする様子のコメントもあった。(編集/吉金)