ヘアーデザイナーの登竜門、「DA-INSPIRE2016」グランプリファイナル開催!栄冠は誰の手に!?

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突然ですが、皆さんには“いつもの美容師さん”がいますか?

ちなみに筆者の場合は、10年近く担当してくれていた美容師さんが、先月末に突如引退。担当を変えるか、いっそ店を変えるか…現在ヘアサロン迷子となっている状態です。どんなお店を選ぶかだけでなく、どんな方が担当になるか。客側としては、これも大きなポイントですよね。

NBBA(全国理美容製造者協会)の調査によれば、「美容師により新たなデザイン提案があった」と答えたサロンユーザーは、わずか22%だったそう。それに対し、「提案されたデザインに満足をした」と答えた方は91%。この結果を見るに、自分に合った提案をしてくれる美容師さんに巡り会えることは、かなりラッキーなことと言えるでしょう。

さて美容・理容業界では現在、そんな“顧客をリードできる美容師”の成長支援のため、様々な取組みが行われています。その最もたる例が、サロン向けヘア化粧品日本最大手であり、美容師の成長を支援する活動に力をいれ、美容師と共に美容業界を盛り上げている株式会社ミルボン主催の「DA-INSPIRE」。そしてこの度、昨年から続いていた「DA-INSPIRE2016」がついにグランプリファイナルを迎えるということで、その様子に注目してみました!

そもそも「DA-INSPIRE」って何?

「DA-INSPIRE」は、株式会社ミルボンが主催する顧客の要望を超える提案ができる、唯一無二の“次世代美容師”の成長を目的とする大型イベント。東京・名古屋・大阪・福岡に加え台湾・韓国の計6エリアにて「エリアグランプリ」(東京・大阪では「エリア準グランプリ」も)を決定し、その受賞者がファイナルへと進出します。美容師にとってはまさに登竜門といえる存在で、出場者は約1000人。グランプリ「DA of the Year」受賞者には50万円の教育支援金と、次年度「DA-INSPIRE」にゲストデザイナーとして選考に加わる権利など、活動の幅を広げる環境が与えられます。

そんな「DA-INSPIRE2016」のグランプリファイナルが行われたのは、5月16日のこと。当日はヘアコンテスト(青山)と表彰式(東京ミッドタウン)の2部構成になっており、男性5名女性3名、計8名のファイナリストによって頂点が競われました。

グランプリは「CARNIVAL」のkazuさん!

激戦の末グランプリに選ばれたのは、TOKYO代表・「CARNIVAL」店長兼ディレクターのkazuさん。

kazuさんがDAへの出場を決めたのは、「この大会がリアルなサロンワークの延長上にあるものであって、“お客様に喜んでもらう回数を増やしたい”“サロンでもっと必要とされる人間になりたい“」との思いからだったそう。
「悔しい思いもたくさんしてきましたが、本当に諦めなくて良かった。
今までは主観的な美しさやカッコよさを追い求めていることが多かったが、今後はもっと視野を広げて、客観的な目線でヘアスタイルと向き合っていきたいと思います。」そう語るkazuさんからは、大会を通じて顧客の想いを汲み取ったデザインを提案してくれる唯一無二のヘアデザイナーへと成長をしていく姿が感じられますね。

こうして幕を閉じた「DA-INSPIRE2016」。次回の「DA of the Year」の栄冠は、一体誰の手に輝くのでしょうか。筆者のように担当の美容師を探しているという方は、このような大会に注目してみるのもオススメです!