リンちゃん事件で震撼&議論再びそもそもPTAってどんな役割?

写真拡大

千葉県・松戸市の小学生レェ・ティ・ニャット・リンちゃんが殺害された痛ましい事件。なんと犯人は、普段から通学路で小学生の登校を見守っていた、リンちゃんが通っていた小学校の“保護者会(PTA)会長”でした。小学校のPTA会長が…。まさかの事件に衝撃を受けた人も多いはず。

この報道後、SNS上ではPTAへの不安や、そもそもPTAの存在意義に疑問を抱く声が散見されます。

そもそもPTAとはどういった組織なのか。また、PTA活動することのメリットとデメリットを詳しく調べました。

PTAとはどういうもの?

PTAが生まれたのは1947年頃。太平洋戦争の敗戦後の日本に、父母と先生の教育民主化のための会として現在のPTAの手引書が作成され、全国の都道府県に拡がっていきました。

PTA、とは“Parent Teacher Association”の略で、各学校で組織された生徒の保護者と教職員による社会教育団体のこと。家庭や学校、社会における児童の福祉を増進させたり、学校の教育的環境の整備をはかったり、そのほかにも数多くの役割をするもので、登下校の見守りも含まれているようです。児童の成長だけではなく、親として成長できる場でもあります。

PTA活動のメリット・デメリット

PTA活動というと、「時間が取られる」「めんどくさい」という印象が強い人もいるかもしれません。しかし、PTA活動ならではのメリットもあるのです。おもなメリット・デメリットをまとめました。

【メリット】

・PTA活動を通してほかのパパやママ、先生とコミュニケーションが取れる

・子どもの学校での様子を知ることができる

・地域の人たちと知り合うキッカケになる

大きなメリットは、PTA活動することによって、ほかのパパやママ、そして先生と親しい間柄になれること。コミュニケーションを通じて、育児の相談や学校でのできごとなど様々な情報を得ることができるのだそう。また、PTAの会議や活動で平日に学校を訪れると、我が子が普段学校でどんな様子なのかを伺うこともできます。そのほか、学校の年間行事の日程が早くわかるという利点も。

【デメリット】

ボランティア活動のため報酬がない

・活動を行うために時間をとられる

・ほかのパパやママとの人間関係がストレスになる

PTA活動をするために、時間をさかないといけないため、働いているママにとっては大きな負担になります。子どもたちのためのボランティア活動なので、当然ながら報酬もなし。そして、人間関係がうまく作れない人にとっては、メリットにもあげた“ほかのパパやママ、先生とのコミュニケーション”がデメリットにもなりえます。

また、PTAの加入は任意なのにも関わらず、自動的に加入させられたり、PTAの仕事を押しつけられたリ、会員の名簿が流出してしまったりする問題がたびたび起きていて、PTAは果たして本当に必要なのか、PTAのあり方を変えるべきではという議論がされている地域があるのも事実です。

とは言え、「PTAを経験したことによって先生の本音がわかった」「地域住民との連携の大切さや大変さを初めて知った」など、PTAを経験したことでわかったことが多いという親も少なくありません。今回のような痛ましい事件が生まれないよう、親たちが本音で話し合える場所もPTA。その役割を有意義に話しあい、子どもたちに役立てていくためのあり方を議論することが、今再び求められているのかもしれません。

(文・山本健太郎/考務店)