服にしろ用具にしろ、自分の身の丈にあったサイズのものを選ぶことが一番重要だ。それは、毎日炊事で利用することになるキッチンの設備も同じである。中国メディア・今日頭条は25日、「日本のキッチンの設計を見て、中国の主婦がどうして炊飯でこれほど疲れるのかが分かった」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 服にしろ用具にしろ、自分の身の丈にあったサイズのものを選ぶことが一番重要だ。それは、毎日炊事で利用することになるキッチンの設備も同じである。中国メディア・今日頭条は25日、「日本のキッチンの設計を見て、中国の主婦がどうして炊飯でこれほど疲れるのかが分かった」とする記事を掲載した。

 記事は、キッチンの料理が快適と答える日本の主婦がいる一方で、中国の母親たちは腰や背中の疲れや痛みを感じながら毎日の炊事を頑張っていると紹介。その差が、キッチンの設計の違いに出ているとした。

 まず、中国のキッチンについてはシンクとコンロの板面が同じ高さになっており、コンロで鍋を動かすときには高すぎてひじに負担がかかり、シンクで洗い物をするときには低すぎで前かがみになる必要があると説明した。

 一方で、日本のキッチンはシンクの板面がやや高くなっており、前かがみになることなく食器洗いをすることができるほか、コンロも中国に比べると少々低くなっており、腕の負担が小さくなるように設計されていると伝えている。

 記事を読んだある中国のネットユーザーは「日本人の設計であろうとなかろうと、人にやさしい設計は本当に良い。洗い物をする時間は鍋を動かす時間よりはるかに長く、長時間前かがみになる動きは腰痛を引き起こす」とし、中国においても日常生活が快適に過ごせるよう各種設備の細かい設計に気を配るべきとの見解を示した。

 その一方で「日本では主に女性が食事を作るから、女性の身長に合わせて設計すればいい。でも中国では夫婦がかわりばんこに炊事と洗い物を担当する。身長差が20センチある場合、誰に合わせて設計すればいいものか」と疑問を投げかけるユーザーもいた。夫婦2人のどちらにも快適なキッチン環境を作るには、デザインだけでなくちょっとした工夫が必要になるかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)