モンスター級のセルフィースマホが日本に上陸?htcに続きASUSもインカメラ1300万画素搭載

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今やもはや文化となったスマホでの撮影方法が「セルフィー(自撮り)」である。当初は海外で先行して人気がブレイクしたセルフィーは、今や日本でも立派に市民権を得るほどになっている。

しかし、少し前のスマホやケータイでセルフィーすると、白っぽく写ってしまったり、ぼやけてしまったりしたことは無いだろうか。

こうした原因は、セルフィーで使うインカメラは、アウトカメラよりも画素も低く、レンズの性能も低かったからだ。
セルフィーが人気になる前のインカメラは「ビデオ通話」や「セキュリティロック解除」のためのとしての機能だった。写ればよい程度のカメラだったからだ。

しかし、セルフィー人気が高まったことで、ここ1年ほどのスマホは、インカメラを強化したセルフィー対応スマホを投入している。

●高画素、高機能化を続けるセルフィー対応の「インカメラ」
最近のスマホには、「セルフィーに強い」というキャッチコピーが多い。
事実、国内外のメーカーは、競ってインカメラに強いモデルを投入しているのだ。

・シャープ … 今までよりも広角なレンズを採用し、風景込みの自撮りや複数人での自撮り撮影に対応している
・ソニー … Xperia Z4は、インカメラを510万画素、25mm広角レンズにアップグレードして風景やグループショットに対応
・富士通 … 画素数こそ従来モデルと同じだが、顔認識と画像処理エンジン「GRANVU(グランビュー)」に対応した

このように、国内メーカーもぞくぞくとインカメラを「ビデオ通話」ではなく、「撮影」に対応したカメラにアップグレードしている。

しかし、海外メーカーは、国内メーカー機種を凌ぐ進化を遂げている。

●1300万画素インカメラのhtcとASUS
海外メーカーで、セルフィー対応の強化が特に顕著なのが、台湾の「htc」と「ASUS」だ。
どちらも、最新モデルは、1300万画素というアウトカメラに匹敵するほど高画素なインカメラを搭載しているのだ。

・htc … 1300万画素のカメラで、美しい写真のほか4K動画撮影もサポートし、メインカメラと遜色ない写りを実現している
・ASUS … 最新モデルのZenFone Selfieは、1300万画素インカメラを搭載し、明るい広角レンズを採用している

このように、日本メーカー以上のハイスペックなインカメラを搭載している。

実は、こうした最新のセルフィー対応スマホは、日本国内にもすぐにやってくる。
htcの高画素インカメラスマホ「HTC J Butterfly HTV31」は、auから6月5日に発売を予定だ。
ASUSの「ZenFone Selfie」は今年の秋にも日本投入されるようなのだ。

今後、日本メーカーも海外メーカーのインカメラに対抗し、高画素、高機能化に追随するのは必至だろう。
今年の冬モデル以降は、「インカメラで1000万画素以上は当たり前」の時代がやってきそうだ。


布施 繁樹