かつて「売春島」と呼ばれ、島内のあちこちに置屋(売春斡旋所)が乱立していた、三重県志摩市の渡鹿野島(わたかのじま)。バブル崩壊とともに島は衰退していき、現在は「恋人の聖地」として観光誘致に力を入れているが、思うような成果をあげられていないのが現状だ。この地で生まれ育った人々に話を聞くうちに、「売春」という名の一大産業に支えられてきた島が抱える厳しい現実が浮かびあがった。 〈画像多数〉娼婦たちが過ご