TwitterがDMの仕様変更、相手の履歴からは削除不能に。アプリで全DM履歴の表示に対応

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Twitter がダイレクトメッセージ (DM) の仕様変更を告知しました。従来のDMは送信後または受信後に削除すれば相手の履歴からも消える仕様でしたが、今後は自分のアカウントからしか消えなくなります。また iOS / Android 版 Twitter で、これまでに送受信したDMの全履歴にアクセスできるようになります。

Over the next few weeks, we're rolling out an update that makes deleting DMs more consistent across web and mobile. http://t.co/VNtDXzwuvp

- Twitter Support (@Support) 2014, 7月 18 Twitter の挙動は、ウェブ(デスクトップ)とモバイルで微妙に違う部分がいくつかあります。DMの削除についても、アプリ側から消したつもりでも、デスクトップでブラウザからアクセスすると残っているような現象がよくありました。公式のTwitterサポートのツイートによると、Twitter では今後数週にわたって、DMの削除をウェブとアプリで一貫させるようアップデートを実施してゆくとのこと。Twitter のシステム更新は時間をかけて段階的に染み渡ってゆくため、いつから挙動が切り替わるかはユーザーの環境によって異なります。削除の挙動変更については、公式のサポートページでは以前「DMを削除した場合、双方の履歴から見えなくなります」だった部分が、数日前から「ダイレクトメッセージ (送信/受信のどちらでも) を削除した場合、メッセージが削除されるのは自分のアカウントからだけです。」に変更されています。この仕様変更により、例えば後から参照しようと思ったDMが相手に消されてしまい見つからなくなることは防げる一方、プライベートな会話だからとうっかり口走ってしまったことを後から消したくなっても、相手の履歴には残り続けることになります。(とはいえ、あらゆるメッセージングシステムと同様、仮に送信後に履歴から消せるとしても、一度送ってしまった / 届いてしまった時点ですでに相手が保存したり拡散されるリスクは常にあります。また信頼できる相手だったとしても、パスワードやアクセス権限の管理、端末の紛失やマルウェアなどで第三者や全世界にまる見えになる可能性は常にあるため、記録が残る媒体でうかつなことを言わないにこしたことはありません)。またTwitterサポートは、iOS / Android アプリでDMの全履歴にアクセスできるよう更新する予定も告知しています。