「店員が無礼だと余計買いたくなる」消費者の不思議な心理

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買い物に行って、その店の店員さんの態度が悪かったら、あなたはそこの商品を買いますか?不愉快に思って、二度とその店には行かない……と、普通は思いますよね。しかし、むしろ店員の態度が悪い方が、購入意欲が増すという場合があるのです。

カナダのブリティッシュコロンビア大学の調査によれば、店員にぞんざいに扱われた消費者は、むしろその店の商品を買いたくなるという傾向が見られたということです。

研究者たちは複数の被験者に、様々なタイプの店員をイメージさせるか、または実際にいくつかのタイプの店員とやりとりをさせたのち、その店の商品をどれくらい買いたいと感じるか評価させました。

すると意外なことに、店員に良くない扱いを受けた被験者は、むしろその店の商品を買う意欲が高められたという結果が出たのです。

しかし、この結果は高級ブランド品を扱う店でのみ見られた傾向だったということです。「ルイ・ヴィトンやグッチのような高級ブランド品を扱う店では、ちょっとお高くとまったような店員の態度が求められるのかも知れません」と、研究者の一人であるDarren Dahl氏は分析しています。

この調査はカナダで行われたものですが、「お客様は神様です」といった扱いが普通の日本でも、果たしてこの法則は当てはまるのでしょうか?興味深いですね。

The Ruder The Sales Associate, The More You Buy?
http://www.huffingtonpost.com/2014/04/30/rude-sales-associate_n_5241990.html?ncid=fcbklnkushpmg00000032