2位の羽生結弦 (撮影:岸本勉/PICSPORT)

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フィギュアスケートのグランプリシリーズ(GP)第5戦「エリック・ボンパール杯」が15日、パリのベルシー体育館で開幕。男子ショートプログラム(SP)が行われた。

羽生結弦(ANA)は、自己ベストを0.05点更新する95.37点で、2位につけて折り返した。

今回は、先月25日のGP第2戦「スケートカナダ」で2位に入って以来の試合だった。その演技には、納得できない内容だったと説明、「悔しい思いをした。次につなげたい」と意気込みを伝えていた。

しかし、前半のSPにおいてトップを奪ったのは、世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(カナダ)。98.52点という、世界歴代の最高得点を叩き出した。

チャンは試合前「(羽生)ユズルとは、接戦になると思う」とコメントしたとおり、お互い95点以上の高得点をマークした。

羽生はマイペースで、パフォーマンスを披露した。直前の滑走者だったチャンの歴代最高点を知らずに演技を開始していたのだ。「(会場アナウンスが)フランス語だったから」とその様子を語った。「順位うんぬんよりも、自分の演技に集中できたのが良かった」と自身を振り返っていた。

男子フリースケーティングは、日本時間16日に行われる。

上位選手の得点は、以下のとおり。
1位:パトリック・チャン(カナダ) 98.52点
2位:羽生結弦 95.37点
3位:ジェイソン・ブラウン(米国) 84.77点
4位:閻涵(中国) 84.34点
5位:フローラン・アモディオ(フランス) 73.65点

※撮影は、岸本勉(PICSPORT)。