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スウェーデン・ヨーテボリで23日まで行われた、2008年世界フィギュアスケート選手権。そこに女優もかなわないほどの美人スケーターが登場し、会場をおおいに沸かせてくれた。


ブロンドのシニョンヘアに長い手脚、フィンランドのキーラ・コルピ選手(19)は、叫びにも似た熱狂的なファンの声援と大きな拍手に迎えられてリンクに登場した。彼女は2006年トリノ・オリンピックに出場し、欧州ではNo5にランクされているが、スケートと学業の両立が難しくまだ高校4年である。

最終日の彼女の演技は、正直たどたどしく荒かった。一回転アクセル!一回転ルッツ!などと普段聞かれないテクニック名(?)を解説者が口にする。おまけに何でもない所で自らつまずいて転ぶおっちょこちょいぶり。その後はステップの軽やかさを失って腕ばかりのような演技へと変わり、大会での総合順位は9位だった。

キーラ選手の強みは、美しすぎるために私たちの目が顔にばかり向いてしまうこと。細かいアラなど気付かせないのだ。テニスのマリア・シャラポワ選手に少し飽きてきた私たち。『スポーツ・イラストレイテッド』誌の表紙となる日も遠くないであろう。

(編集部 Joy横手)