【W杯】パラグアイ議員の「野蛮人」人種差別的投稿にエムバペ反発「卑劣」フランス連盟は告訴へ
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会決勝トーナメント2回戦(4日)でフランスがパラグアイを下した試合後、パラグアイの女性議員がフランスFWキリアン・エムバペ(Rマドリード)に対してSNSに人種差別的なコメントを投稿したと、ロイター通信が6日に報じた。
試合はエムベパがPKを決めたフランスが1―0で勝った。エムバペは終了直後、握手を求めてきたパラグアイGKヒルを“スルー”したが、これにパラグアイ上院議員のセレステ・アマリージャ氏が激怒。Xとフェースブックで「文字の書き方も知らない野蛮人」「フランス人になりすまそうとしている植民地化されたカメルーン人」などとエムバペを批判し、ヒルは平手打ちを食らわすべきだったと主張した。
人種差別的な誹謗(ひぼう)中傷に対し、エムバペも反発。自身のXに「あなたは卑劣な女性で、その地位にふさわしくない」と記し、「あなたは情熱と名誉を懸けて今大会を戦い抜いたパラグアイを代表する存在じゃない。あなたの無分別さと恥知らずの人種差別的言動のせいで、選手たちがW杯で成し遂げた軌跡や歴史的な努力は台無しになった。代わりに印象づけたのは、自国に最悪のイメージを植え付ける無能な女性の姿だ」とパラグアイ代表の活躍すら侮辱するものと主張。「私は、あなたのような人間が世界中に憎悪や人種差別をまき散らすことを決して許さない」と訴えた。
フランス連盟も同議員の投稿について「容認できない」と声明で非難。「これらの発言は犯罪的であり、非難されるべきもの」「フランス代表選手はフランスを代表しており、我が国が侮辱されている」として、刑事告訴の準備を進めていると明かした。

