日本人の方が二次元文化を差別する?中国ネット「同調圧力が強い」「内向的な人が多い」
2026年6月24日、中国のSNS・小紅書(RED)に「なぜ日本人の方が、かえって二次元文化を差別するのだろうか」と題した投稿があり、中国のネットユーザーの反響を呼んでいる。
投稿者は、「日本は二次元文化の発祥地ではないのか。私は、日本では二次元文化に対して寛容なのだと思っていたが、言語交換アプリ・HelloTalk(ハロートーク)で知り合った日本人女性から『実は日本では二次元文化を偏見の目で見る人が少なくないし、コスプレを好まない人も多い』と言われて驚いた。なぜ日本人の方が、かえって二次元文化を差別するのだろうか?」と問い掛けた。
投稿者がアップしたHelloTalkのキャプチャ画像には、相手の日本人女性が「(日本でも)コスプレが苦手って人も結構いる」「日本人は伝統的な考え方の人が多い」などと理由を説明するやり取りの内容が写っている。
これに中国のネットユーザーからは、「アニメでもよく描かれているけど、オタクであることは隠したがるし、知られると嫌われることもある」「日本のアニメで、ヒロインが腐女子やオタクという設定だと、それを隠したがる描写が多い理由を考えれば分かるよ」などと、偏見は作品の描写にも表れているとの指摘が寄せられた。
また、「オタクには内向的な人が多いというイメージがあるから、そのせいで偏見を持たれているんだと思う」「現実世界で充実した生活を送っている人は、二次元にそこまでのめり込まない。だから社会経験が不足していて、一般の人とのコミュニケーションで常識から外れた行動を取る人は『オタク』というイメージになったんだろう。日本社会はルールや協調性をとても重視するから、その結果としてそうした見方が生まれたんだと思う」との意見も相次いだ。
そのほか、「日本は同調圧力が強い社会だから、人と違うことをしていると浮きやすい。ロリータファッションや二次元文化は日本発祥だけど、実際には学校や会社で好きな格好を自由にできるわけではない。特に会社員は、接客しないオフィスワークでも好きな服装は難しい」とのコメントも見られた。
さらに、「日本では以前、宮崎勤事件があって、それがきっかけで二次元文化への偏見が強まったんだよね」「日本のオタク文化は中国とは別物だし、日本ではアニメ業界が壊滅しかねないほどのオタクによる凶悪事件も起きた。一般の人の受け入れ度合いがあまり高くないのも無理はないと思う」との過去の事件が原因の一つだと主張する声も上がった。
一方で、「昔の日本では『二次元好き』というより『オタク文化』だったよね。オタクは昔からあまり好意的には見られていなくて、ニートと一緒に『ダメな世代』みたいに批判されていた。ただ、今はあまりにも一般的になったから、そこまで言われなくなっただけだと思う」などと、二次元文化に対する見方の変化を語る声も寄せられた。
また、「中国でも昔はオタク趣味は隠すものだったよ。この数年で一気に裾野が広がっただけ」「昔の中国だってオタクは差別されていたでしょ。20年以降に二次元文化が流行して裾野が広がってから、そうした偏見も少しずつ薄れてきたんだよ」「中国では二次元文化が若い世代の流行アイテムみたいになって、本来のオタク文化とは別物として広まっただけだと思う」などと、中国の状況ついて言及したコメントも見られた。(翻訳・編集/岩田)

