パワースポット効果で人気爆発の三峯神社 既に撤去したロープウェーに復活計画が浮上
5月27日、埼玉県秩父市と秩父鉄道は秩父市内で2000年代まで運営していた「三峰ロープウェー」が復活できるかどうか協議すると発表した。
三峰ロープウェーは、標高1100メートルにある三峰山中の神社「三峯神社」の参拝客および登山客を運ぶ目的で1939年(昭和14年)に開業した。だが、その後老朽化および利用客減少の影響もあり、2007年(平成19年)に廃止。ロープウェー設備も撤去されている。
ところが、2000年代後半に発生した「パワースポットブーム」により、三峯神社に注目が集まり事態は一変。週末になると多くの参拝客がやってくるようになり、既に閉鎖していた三峰ロープウェーの復活を求める声が各所から相次いだのだ。
三峯神社は別名「オオカミ神社」としても知られており狛犬(こまいぬ)の代わりにオオカミ(ニホンオオカミ)がまつられている神社である。ニホンオオカミは明治頃に絶滅したとされ、歴史へのロマンも相まって、2010年代頃から参拝客が増加。以来、年間60万人が参拝する秩父市内で最も有名な観光地となった。
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だが、そのような状況にあっても、神社へのアクセス環境はあまり良くない。
事実、3年ほど前に自家用車を使い三峯神社へ参拝した人によると「土日祝日は駐車場がすぐに一杯になる」「山頂にあるので自家用車以外では行きづらい」「駐車場に停めるために1時間近くも待った」という声がある。また西武秩父駅から三峯神社までの直通バスも運行しているが、1時間以上もバスに乗り続ける必要があるため高齢の参拝客には厳しい状況となっている。
現に2026年(令和8年)1月3日には三峯神社付近が路面凍結などの影響で通行止めになり参拝客の一部が帰れなくなり、130人ほどが神社で一夜を過ごすというトラブルもあった。
ロープウェーが復活すれば、これら「アクセスの悪さ」もある程度は解消されるかもしれないが、一度撤去したものを復活させるエネルギーは並大抵のものではなく、「すぐに復活」とはならなさそうだ。
