「オレの代わりに自首しろ」飲酒運転当て逃げ事故で失墜した韓国歌手、検察が懲役3年6カ月を求刑

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飲酒運転と“当て逃げ”の容疑で裁判にかけられた歌手キム・ホジュンに、検察が懲役3年6カ月を求刑した。

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9月30日、ソウル中央地裁・刑事26単独(チェ・ミンヘ判事)の審理で行われた特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)、犯人逃避教唆容疑の結審公判で、検察はキム・ホジュンに懲役3年6カ月を求刑した。

検察は求刑理由について、「(キム・ホジュンは)泥酔状態で中央線を侵犯し、事故を引き起こした過失が重大だ。組織的に捜査を妨害し、国民的公憤を引き起こした」と説明した。

そのほか、キム・ホジュンの所属事務所THINKエンターテインメントのイ・グァンドゥク代表とチョン本部長に懲役3年、マネージャーに懲役1年が求刑された。

判決の宣告期日は、来る11月13日10時を予定している。

(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

キム・ホジュンは去る5月9日23時40分頃、ソウル江南(カンナム)区・狎鴎亭洞(アックジョンドン)の道路で、対向車線のタクシーに衝突する事故を起こした後、逃走した疑惑(道路交通法上の事故後未措置)を受けた。

事故後は一度、マネージャーが本人の代わりに自首したが、事故発生から17時間後にキム・ホジュンが警察に出頭。事故10日後の5月19日に飲酒運転の事実を認めた。

警察はキム・ホジュンに対し「特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)」「道路交通法違反(事故後未措置)」「犯人逃避教唆容疑」の容疑を適用したが、拘束捜査以降、血中アルコール濃度が免許停止レベルの0.03%以上であると判断し、国立科学捜査研究院の血中アルコール濃度鑑定依頼の報告書などを検察に提出した。

ただ、検察は最高裁の判例を根拠に、ウィドマーク式算定法を用いた結果だけでは飲酒運転容疑の有罪を立証することが難しいと判断したことから、飲酒運転容疑は起訴しなかった。

そんなキム・ホジュンは去る8月19日、2回目の公判で「公訴事実をすべて認める」と明かすとともに、飲酒事故の被害者と合意した状態であることを伝えた。また、拘束状態で裁判を受けているため、在宅起訴で裁判を受けられるようにしてほしいとし、同月21日に保釈を請求していた。

(記事提供=OSEN)

◇キム・ホジュン プロフィール

1991年10月2日生まれ。韓国・蔚山出身。身長173cm。2013年3月にデジタルシングル『私の人よ』(原題)でデビュー。2020年のオーディション番組『明日はミスター・トロット』に出演して4位(優勝者はイム・ヨンウン)となり、人気を獲得。その後、『リクエスト曲を歌います、愛のコールセンター』などでも抜群の歌唱力を証明した。2024年5月9日深夜、ソウル市内で対向車線のタクシーに衝突して逃走するひき逃げ事故を起こし、同月24日に拘束された。