マンチェスター・ユナイテッド戦に出場した菅原 photo/Getty Images

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プレミアリーグ第4節サウサンプトン対マンチェスター・ユナイテッドの一戦がセント・メリーズ・スタジアムで行われた。

サウサンプトン所属の菅原由勢は開幕から4試合連続でのスタメン出場に。チームはこれまで戦ってきた3バックから4バックに変更して試合に臨む。

序盤の主導権を握ったのはホームチームだ。GKにアーロン・ラムズデールが加わったことでビルドアップに安定感が生まれ、ユナイテッドのプレッシングに屈することなく、前進することができていた。

ビルドアップの出口になっていたのは右SBの菅原と左SBのカイル・ウォーカー・ピータースの2人で、前者は正確なパスと味方とのコンビネーションで、後者は持ち前の推進力でボールを動かす。

しかし、30分に獲得したPKのチャンスを逃すと、そこからはユナイテッドペースに。セットプレイの流れからマタイス・デ・リフトにゴールを許すと、41分にマーカス・ラッシュフォードにミドルシュートを沈められ、一気に主導権を奪われてしまった。

後半に入るとさらにサウサンプトンの出力は落ち、最終的に0-3で完敗に。サウサンプトンは開幕から勝ちがなく、これで4連敗。失点は増え続けているが、得点は伸びておらず、ここまでの唯一のゴールは3節ブレントフォード戦で決めた菅原のゴールのみとなっている。

「右サイドで輝く光。ビルドアップでは何度もチャレンジし、試合を通して積極的にプレイしていた。創造性を発揮する有能な選手」

英『90min』ではサウサンプトン対ユナイテッドの採点を行っており、菅原はPKを獲得したタイラー・ディブリングに次ぐ高評価を得ている。前述したようにビルドアップで輝きを放っており、その点が高く評価されているようだ。

4連敗中とかなり厳しいサウサンプトンは次節同じく昇格組のイプスウィッチと対戦する。互いに未だ白星はなく、どちらが先に勝ち点3を獲得することになるのだろうか。