土居聖真が長崎戦でゴールを決めた(写真は鹿島在籍時のもの)【写真:Getty Images】

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山形MF土居聖真の華麗な先制弾に反響

 J2モンテディオ山形は9月7日、アウェーで行われた第30節大分トリニータ戦で3-0の勝利を飾った。

 今夏J1鹿島アントラーズから加入したMF土居聖真が先制点を挙げる活躍を見せたなか、巧みなトラップからシュートまでのプレーが話題を呼び、「最初のトラップバケモン」「コレはド変態」と反響が広がっている。

 大分戦でスタメンを飾った土居が魅せた。前半28分、ピッチ手前側のハーフウェーライン付近から前線へ放り込まれたロングパスに反応すると、背後から来たボールを右足でトラップ。対峙した相手を嘲笑うかのようにふわりと浮かせて、逆を突く動きからの左足シュートはGKがセーブも、こぼれ球に反応して得点した。

 この一連シーンで注目されたのが、巧妙なトラップ技術。背後から来るボールに合わせて落ちどころをしっかりと見極め、右足でしっかりと収めたうえで、シュート体勢へ持っていくまでのプレーは圧巻の一言だ。SNS上では「神トラップ」「最初のトラップバケモン」「コレはド変態」「変態トラップ」と注目を浴び、移籍後6戦3発と好調ぶりから「J2で無双」との声まで上がった。

 鹿島時代は2011年に下部組織からトップチームへ昇格後、類まれなテクニックと攻撃センスで“常勝軍団”を支えてきた。今夏に生まれ故郷の山形へ電撃移籍を決断した32歳は、J2で期待に違わぬパフォーマンスを発揮。昇格プレーオフ進出圏内となる6位まで勝ち点5差と迫るなか、さらなる活躍に期待が懸かる。(FOOTBALL ZONE編集部)