「頭の中にはこのクラブのことしかなかった」 インテルMFアグメがセビージャに“再加入”、4年契約締結

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 セビージャは6日、インテルからMFルシアン・アグメを完全移籍で獲得したことを発表。契約期間は2028年夏までの4年間となる。

 2002年2月9日生まれのアグメは現在22歳。カメルーン・ヤウデン出身で、フランス育ちの同選手は、2014年に12歳でソショーの下部組織に入団すると、2018年10月にトップチームデビューを果たした。翌夏にはインテルへとステップアップ。しかし、試合に絡める機会が少なく、セリエAデビューこそ果たしたものの、2020年夏以降はレンタル移籍を繰り返しており、これまでにスペツィアやブレストなどでプレー。そして今冬にレンタル加入したセビージャでは、“ポスト”ポール・ポグバと称されたポテンシャルを徐々に発揮し、シーズン終盤頃には主力に定着していた。

 昨シーズン終了後にセビージャが買取オプションを行使しなかったため、一度は保有元のインテルに戻っていたアグメ。“再加入”が決まった同選手は公式会見にて、「僕の頭の中にはセビージャしかなかった」と決断が容易だったことを明かしつつ、以下のように語っている。

「僕にとって、ベストな決断。家族や周りの人々とも考えた結果、これが最善だと判断した。昨年は半年間ここにいて、とてもいい人たちに出会えたよ。会長とビクトル・オルタ(スポーツディレクター)の信頼にも感謝したい。戻りたいと願っていたから、今日、またここに来ることができてとても幸せだ」

 また、アグメは「監督が僕たちに何をさせようとしているのかを見てみたいし、このチームと一緒にスタートを切りたいと思っている。彼を知れるのが楽しみだ。ピッチ上では、僕は何を求められるのか、とてもワクワクするね」とガルシア・ピミエンタ新監督の下でプレーするのが待ち遠しいようだ。


【公式発表】セビージャ加入のアグメ