ヴァル研究所の代表取締役・菊池宗史氏、武雄市の小中学生を対象にしたDX講座に講師として登壇

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 ヴァル研究所は、佐賀県武雄市教育委員会が主催する「小中学生が本気でDXによる武雄のまちづくりを“想像”したら、何かが“創造”されるかもしれない2024の夏 supported by SAJ」の第1回目(全4回)に講師としてDX講座を行い、武雄市ジュニアDXイノベーター育成事業を支援したと8月2日に発表した。

●市内から応募した小中学生7人が参加



 佐賀県武雄市とソフトウェア協会(SAJ)は、地域活性とスマートシティの実現に向けて包括連携協定を締結しており、武雄市教育委員会が主催する同プログラムもSAJが後援している。今回、SAJの理事を務めるヴァル研究所の代表取締役である菊池宗史氏が、Playflatsの代表である工藤元気氏とともに、同プログラムの第1回目に講師として登壇した。

 DX講座は武雄市役所で行われ、応募者の中から選ばれた市内の小中学生7人が参加している。参加者は、「武雄を訪れる人に観光スポットを紹介」をテーマにしたワークとして、データ思考について座学を受けた後に人流データプラットフォームのデータを活用して、事実に基づいた仮説を考えるデータ分析を行った。

 その後、紹介したい観光地までの行き方を、ヴァル研究所が提供する公共交通・徒歩・シェアサイクル・オンデマンド交通などに対応した複合経路検索サービス「mixway」で表示するためのURLスキームづくりと、Webページのフレームワークづくりを体験している。

 学校における普段のカリキュラムを超えた難しいワークであったものの、参加した児童・生徒は主体的に取り組んで、堂々と自身の考えを発表できていた。

 DX講座に講師として参加したヴァル研究所の代表取締役である菊池氏は、「今回の講義では“学校では学べない体験プログラム”をコンセプトに実施した。武雄市では、教育DXを推進されているということもあるかもしれないが、受講者の方全員の対応力が早いことに驚いた。少し難しいプログラムを設定したものの、難なく課題をこなしてくれた。デジタルネイティブな世代の今後の可能性を感じることができ、貴重な体験だった」とコメントしている。

 小中学生が本気でDXによる武雄のまちづくりを“想像”したら、何かが“創造”されるかもしれない2024の夏 supported by SAJは、佐賀県武雄市が行っている武雄市ジュニアDXイノベーター育成事業の一環として行われているプログラム。これからの社会で必要とされる情報技術やデジタルリテラシーがさらに高度化、複雑化していく中で、この激しい変化を前向きにとらえて変化に柔軟に対応できる児童・生徒の育成を目的としている。