阿南市新野町広重地区の善修寺で「土用の丑の日」の恒例行事「きゅうり加持」【徳島】
徳島県阿南市新野町の広重地区には、その昔、弘法大師が村に蔓延した疫病をキュウリの中に封じ込めたという言い伝えがあります。
この言い伝えに習って、地元の善修寺では、毎年「土用の丑の日」に「きゅうり加持」を行っています。
梵字で「病気消滅」などと書かれたお札に、信者らが住所や名前を書き込み、キュウリの中に埋め込みます。
そのキュウリは観音堂へと運ばれ、病気や災いをキュウリの中に封じ込める祈祷が行われます。
そして住職が大般若経で信者の体を叩き、邪気を払っていきます。
信者は手を合わせ、健康や家内安全を祈っていました。
この「きゅうり加持」は、8月5日の「二の丑」の日にも行われます。