(『虎に翼』/(c)NHK)

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7月18日の『虎に翼』

現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第16週「女やもめに花が咲く?」の79回が7月18日に放送され、話題になっています。

*以下、7月18日放送内容のネタバレを含みます。

父親の話が聞きたいと言う優未(竹澤咲子さん)に寅子は優三(仲野太賀さん)の話をすることができない。

寅子は航一(岡田将生さん)の言葉から優三の死を受け止めきれていなかったことに気付く。

一方、どうしても人と関わることを諦められない寅子は、帰り道に出会った高瀬(望月歩さん)に声をかけーーといった話が描かれました。

あらためてあらすじ

今日の放送回は、昨日に続き、岡田将生さん演じる星航一と田口浩正さん演じる杉田次郎との会話から始まりました。

昨日の時点で、書記官・高瀬の件をめぐって「思い出にできるほど、お兄さんの死を受け入れられていなかったんでしょうね」と話していた航一。

対して「皆、戦争で誰かしら大事な人を亡くしているわけですからね。いい大人ですし。そこは乗り越えていかねえと」と次郎が話すと、航一はため息をもらします。

それから少し間をおいて、航一は「なるほど…。そういわれるとわかっているから、彼は乗り越えたフリをするしかなかったんでしょうね」と発言。

自分も、夫・優三の死を乗り越えていなかったことに気づき始めていた寅子。次郎が部屋を出た後に「自分の話をされているようでした」とつぶやき、航一はその顔を見つめました。

ネットの声

その後、ドラマの後半で、弁護士・杉田太郎が高瀬の件を穏便に済ませようと動きますが、寅子はそれを断り、適正に処分することを告げました。

こうした一連の流れに対し、ネットでは「解決したフリをすることが、結局その先の自分を苦しめることになる。航一の指摘通り」「穏便に、で解決したように見えるのはその場だけなんだよね」「こうしたやりとりが、癒着や忖度の源泉に」「<フリ>をしているのは高瀬だけでなく寅子、そしてきっと優等生であろうとする優未も…。出来た溝が埋まってほしい」といった声が交わされていました。

朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。

仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。

主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。