[6.20 コパ・アメリカグループA第1節 アルゼンチン2-0カナダ アトランタ]

 コパ・アメリカは20日にアメリカ・ジョージア州アトランタで開幕戦を行った。グループAのアルゼンチン代表はカナダ代表と対戦し、2-0で勝利した。

 今大会は16チームが参加。南米サッカー連盟(CONMEBOL)所属の10か国に加え、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)との共催により、CONCACAF所属の6か国も参加した。開幕戦は前回王者のアルゼンチンと、2026年ワールドカップの開催国の一国でもあるカナダの開幕戦になった。

 序盤はアルゼンチンが決定機を作るが決め切れず。一方、カナダも前半終わり際にはDFアルフォンソ・デイビスを中心にアルゼンチンのゴールを脅かす。だが、前半はスコアレスで折り返した。

 後半4分に均衡が破れる。アルゼンチンはFWリオネル・メッシがPA内にスルーパス。反応したMFアレクシス・マック・アリスターがGKマキシム・クレポーと交錯しながらパスを出すと、最後はFWフリアン・アルバレスがゴールに流し込む。大会ファーストゴールを沈め、先制点を奪った。

 流れを掴んだアルゼンチンは後半20分にもチャンス。GKエミリアーノ・マルティネスからのロングフィードを最前線のメッシが収める。そのまま敵陣PA内に入り込むと、GKを含めた守備陣を翻弄。だが、柔らかなループシュートは相手に阻まれ、追加点とはならなかった。同34分にもメッシが単騎突破。PA右から再びGKと1対1になるが、ループシュートはわずかにゴール左に逸れていった。

 メッシは終盤に相手選手からタックルを食らって左足を痛めていたが、終盤に躍動。後半43分、PA中央へのスルーパスでFWラウタロ・マルティネスの追加点を演出した。

 試合はそのまま終了し、アルゼンチンが2-0で勝利。前回王者が冷静に白星スタートを決めた。