イー・ラーニング研究所は1月18日、「受験とキャリア教育に関する調査」結果を発表した。調査は2023年12月5日〜26日、子どもを持つ親および親族に子どもがいる男女334名を対象に紙回答にて行われた。

子どもの中学受験についてどう思いますか?

「子どもの中学受験についてどう思いますか?」と尋ねたところ、34.2%が「(どちらかというと)受験したほうが良いと思う」と回答。理由を聞くと、「より良い環境で学んでほしいから」(82人)と答えた親が最も多く、次いで「人生の経験として役に立つと思うから」(62人)、「将来のためになるから」(41人)と続き、中学受験を通して学習環境を一新し、子どもの将来やキャリアの可能性を広げてあげたいという親心が伺えた。

一方、「(どちらかというと)受験しなくても良いと思う」と回答した親は約7割。その理由としては、「好きなように時間を使ってほしいから」(140人)が圧倒的多数に。

では、「どんなときに受験させたいと思いますか?」と質問したところ、「子どもが受験したいと希望したとき」(237人)や「子どもが進みたい進路に必要になったとき」(236人)など、子どもの意見を尊重する意見が多い結果となった。

○2025年1月から大学受験に「情報」科目追加 - 情報のほかに必要な教育は?

大学受験に「情報」が追加されることについて

次に、「2025年1月からの大学受験でプログラミングなどの内容が含まれる『情報』の科目が追加されることを知っていますか?」と尋ねたところ、約8割が「いいえ」(255人)と回答。続けて、「『情報』などの新しい科目は小学生の時点から授業科目として必要だと思いますか?」と聞くと、9割以上が「はい」(327人)とした。

「情報」の他に必要な教育内容は?

次に、「情報」の他に必要だと思う教育内容を聞いたところ、1位「コミュニケーション能力」(297人)、2位「金融リテラシー」(264人)、3位「ディスカッション能力」(226人)という結果に。また、「情報」など追加で必要になるスキルをどこで学習させたいと思うかと聞くと、「学校」(240人)が最多となった。