井川瑠音さん(本人インスタグラムより)

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 女優の井川瑠音(るね)さんが11月18日に亡くなったことを所属事務所がホームページで伝えた。

【写真】《ひとつ夢が叶って》亡くなる直前、コスプレ姿でディズニーランドを訪れていた井川瑠音さん

「井川さんは今年1月に放送されたTBS系『水曜日のダウンタウン』に出演。“犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説”でターゲットとなった、ダイアンの津田篤宏さんの推理を誘導する女性ディレクター役を演じて話題になりました」(スポーツ紙記者)

 この企画は“名探偵津田”として人気を博し、11月8日と15日の2週にわたって第2弾が放送。井川さんも同月9日に自身のX(旧Twitter)にて、

学生時代の知人が語る井川さん

《ダイアン津田さんを含め、多くの皆さまの心にまだ井川瑠音の存在が残って忘れられていないことに大感動大感謝しております。私情により現在お仕事動けずですが、忘れられないようまだまだ精進して参りますので何卒よろしくお願い申し上げます! 完結編楽しみすぎて待ち遠しいです!》

 と投稿していた。

 彼女はどんな人物だったのか。井川さんと学生時代からの知人は、弱音を吐かない明るい女性だったと話す。

「高校は芸能科のある都内の高校に通っていました。明るくて元気な子だったので、友達も多かったです。自分でも“誰とでも仲良くなれるのが長所”と言っていましたね。高校を卒業してからは女優の活動をしつつ、表参道のパンケーキ店でアルバイトをして、生活費も自分で稼いでいました。彼女からは、どんなときも弱音や文句を聞いたことがなかったです」

“早く有名になりたい”

 20代半ばになり、女優としての仕事が増えてきた矢先に、病が見つかったという。

「5年ほど前にがんが見つかり、それからは病院に通って治療に励んでいました。まだ若いのにがんがみつかったら、普通は落ち込むところですが、彼女は常にポジティブでした。治療の影響で髪の毛が抜けて、ここ数年はウィッグをつけて過ごしていましたが、“毎日違う髪型ができる!ハッピー!”と話していました。“病気のことも武器にして、女優を続けていきたい。テレビのドキュメンタリーで取り上げてもらいたい。だから早く有名になりたい”と意気込んでいましたね」(井川さんの知人、以下同)

 最後に井川さんと会ったのは夏ごろだったという。

「その時は、ラム肉と彼女が作ったサラダを食べながら、お酒を少しだけ飲みました。彼女が出演していた映画やネットフリックスの番組を一緒に見て一緒に笑っていました。周りには笑顔で接して、弱っている姿を見せなかったので、もう病気は落ち着いたのだと。まさかこんなに早く亡くなってしまうなんて、思ってもいませんでした」

 31歳という若さで旅立った井川さん。人々の心の中で、彼女の笑顔は生き続けていくだろう。