AFX通信によると、米コーヒーチェーン大手スターバックスが8日、アイスドリンクの無料クーポンの使用を拒否したことをめぐり、クーポンを受け取った客から1億1400万ドル(約133億円)の賠償金を求める訴えを起こされた。訴訟を提起したのは23歳の常連客で、弁護人を務めるピーター・サリバン氏によると、集団訴訟も検討されているという。

  このクーポンは同社が先月23日、電子メールで一部の従業員に送付したもの。グランデサイズの飲物を1杯無料で提供するとの内容で、有効期間は今月末まで。友人や家族にクーポンを転送するよう指示していたという。しかし、インターネットなどを通じてクーポンが大量に流出。同社は、配布数が予想を超えたことを理由にクーポンを無効にすると発表していた。

  サリバン氏は、同社の説明を「ばかげている」と批判。1億1400万ドルの請求額について、クーポンを持つ全ての人に対してドリンク1杯を提供した場合の総額だと説明し、「非常に控えめな額」だと述べている。【了】