謝罪する上山市の横戸隆教育長(左)と塚原洋樹学校教育課長(18日、上山市役所で)

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 山形県の上山市教育委員会は18日、同市立中学校の30歳代男性教諭が、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で県警に検挙されたと発表した。

 勤務先の学校の卒業式を終えた後、同僚と飲酒していたという。今後、県教委が処分を検討する。

 市教委によると、男性教諭は16日午後11時50分頃、自家用車を運転し、パトロール中の警察官の呼気検査で基準値を上回るアルコールが検出された。市教委は、教諭の氏名や検挙場所などについては「公表しない」としている。

 教諭はこの日、午後6時頃から山形市内の飲食店で同僚6人と飲酒し、計3軒をはしごして午後11時頃までにビールをコップで計15杯飲んだという。代行業者の車で自宅から約150メートルの駐車場に移動し、止めてあった自分の車に乗り換えて約50メートル運転したところで検挙された。

 教諭は自宅待機しており、市教委の聞き取りに「自宅近くの道路が狭く、代行業者の運転が不安だったため、自分で車を運転した」などと話したという。