Microsoftは米国時間10月12日、iPhoneなどで撮影した写真や動画の保存先である「iCloud写真」と、Windows 11の「フォト」アプリの連携を強化すると発表。11月からWindows 11ユーザー向けに提供する。開発者向けのWindows Insiderプログラムでは同日から、同機能を先行して展開している。

iPhoneなどで撮影した写真や動画を収めたiCloud写真に、Windows 11のフォトアプリからすぐにアクセスできるように

Windows 11のフォトアプリからiCloud写真を閲覧するイメージ

Windows 11とiCloud写真の連携を強化し、Windows PCから直接iCloudに保存されたすべての写真に簡単にアクセスできるようにするもの。同社では「Microsoft StoreからiCloud for Windowsアプリをインストールし、iCloud写真を同期させるだけ」で、Windows 11のフォトからiCloud上の写真や動画を見られるようになると説明している。





これまでもWindows向けの「iCloud for Windows」アプリは提供されていたが、使い勝手の面で課題があった。今回の連携強化により、Windows 11のフォトアプリから、iCloud写真にシームレスにアクセスできるようにする。



Microsoftはこのほか、Windows向けのApple MusicとApple TVアプリを2023年に提供すると発表。WindowsでApple Musicの音楽やプレイリストなどを聴いたり、Apple TV+シリーズや映画をWindows PCでも見られるようにする。各アプリのプレビュー版は2022年後半にMicrosoft Storeで公開する予定だ。

また、Xboxでは既にApple TVが視聴可能になっているが、現地時間10月12日からはApple Musicの音楽も楽しめるようにした。

同日には新しいSurfeceデバイスとして、2-in-1タブレット「Surface Pro 9」、ラップトップタイプの「Surfece Laptop 5」、クリエイター向けのディスプレイ一体型「Surface Studio 2+」を発表している。詳細は追って別記事で紹介する。