草なぎと香取が猛然と殴り込む「ジャニーズ独占」洗濯洗剤CMの「勝敗」

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 不動の帝王、復活──。

 3月から花王の消臭柔軟剤「ハミング」のCMキャラクターが、草なぎ剛と香取慎吾に代わった。草なぎはライバル他社のP&G「アリエール」CMキャラクターを長年務め、2000年代の「洗剤のCM好感度ナンバー1」タレントに選ばれている。

 現在「アリエール」のCMキャラクターはジャニーズ事務所の後輩・生田斗真、ボールドのCMはSexy Zone の菊池風磨が担当している。ライオンの洗剤「NANOX」は二宮和也、消臭柔軟剤は嵐の相葉雅紀を起用。つまり洗濯洗剤は、購買層の主婦に「刺さる」ジャニーズタレントが独占しているのだ。

 そんなジャニーズの牙城に、ジャニーズ事務所を辞めた草なぎと香取を起用した花王の英断。CMスポンサー企業にとってはプロダクションの力関係より、タレント自身の持つイメージや存在感が、商品の知名度や売り上げアップに貢献することが最も重要だ。「洗濯洗剤の顔」を長らく務めていた草なぎをライバル企業が起用したのは、妥当と言えるのではないか。

 3大洗剤メーカーのCMキャラクターに新旧ジャニーズタレントが揃う春の珍事。売り上げに貢献するのは果たして誰なのか──。

 ちなみに昨年の消臭柔軟剤の売り上げ1位は、吉岡里帆がCMキャラクターのP&G「レノア」。2位は相葉のライオン「ソフラン」で、花王「ハミング」は7位だった。草なぎと香取の殴り込み新コンビがどこまで売り上げに貢献するか、大いに注目される。