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20歳以上の人が飲んでも良いお酒。1日の疲れを癒すためやリラックスのために飲む人もたくさんいることでしょう。一方で体質や味の好みでお酒が飲めない人もいますが、なんだか納得できないことを言われてしまうこともあるようです。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。

『「お酒を飲まない(飲めない)だなんて人生損している!」と言われることがあるけれど、そう思う?』


お酒を飲む人は、お酒を美味しいと感じたり、酔ったときの気分が心地よかったりするのかもしれません。飲む側からすれば、お酒を飲まない人はその感覚が味わえないので損をしているのでは? と考えることもありますね。でも言われた側は「そんなことはない!」と思うことも。他のママたちは、飲酒についてどう考えているのでしょうか。

お酒を飲まないのは損と思うワケ

お酒を飲まない人間も割り勘が許せない』


『割り勘となったときに、飲んでいないのになぁと思うことが多かった』


『旦那が下戸で、飲み放題に行ったときも損だし、同じトーンの時間を共有できないのは損だと言っているから』


『みんなの輪に入れない』


複数の人と一緒に飲む「飲み会」では、費用をみんなで均等に負担する割り勘をすることも少なくありません。お酒を飲んでいない人はアルコールが入っていないドリンクを飲んでいるので、お酒とは金額も違ってきますね。そのため、お酒を飲んだ人と同じ金額を支払うことに納得できないこともあるようです。さらにお酒を飲んでいる人は気分がよくなってその場の雰囲気を楽しんでいても、お酒を飲まないと同じ気分になれないことも。自分だけ除け者になったように感じてしまうのかもしれません。

飲めなくても損はしていないと思う理由

むしろ、お酒を飲まないことで得することもある



『妊娠する前は毎晩あびるように飲んでいたけれど、産後から約3年の今まで飲んでない。飲まないでテレビを観たり、家族と会話したり、酔ってできなかったことができて、なんだかんだ楽しい』


お酒やめて11年ほど経つ。たまに誘われたり付き合いで飲んだりするけれど、本当に時間の無駄だと思う』


『私は記憶がなくなったり、酔っぱらって何度も失敗したことがある。飲まなければ、それをしなくてすむ』


お酒を飲まなければ、他にできることがたくさんあるようです。例えばテレビや動画を家族と一緒に観たり、家族との会話を楽しむこともできますね。お酒を1人で飲むのが好きだったり、たくさん飲んで酔いが回ってしまうと家族との会話を憶えていないこともあったのかもしれません。また過去にお酒を飲んで失敗した経験があるママもいます。他の人に迷惑をかけたり、怪我をしてしまったりと自分の身が危険にさらされることもあったのでしょう。お酒を飲まなければそのようなことを起こさずにすみますから、メリットの方が大きいと感じることもあるようです。

お金がかからない



『酒代がかからないし、シラフでも飲み会を楽しめるし』


『なんで損なのかわからない。その分お金もかからないし』


お酒を飲むということはもちろん、お酒代もかかっていることになります。株式会社カクヤスが行った調査によると、家で飲む毎月のお酒代で一番多かったのが「5,000円〜10,000円」約29%、「10,000円〜20,000円」が約25%、「20,000円以上」が約16%、「1,000円〜5,000円」が約15%となり、おおよそ1万円程度になることがわかりました。

参考:株式会社カクヤス『毎月の家飲み代はいくら?「贅沢なお酒」っていくらから? ― なんでも酒やカクヤス調べ』

もしお店で飲むとしたら、さらにお金がかかりそうですよね。お酒を飲まなければ、その分のお金を使わずにすみますし、むしろもっと違うことに使えると考えることもできるのでしょう。

飲みたくても飲めない人もいる

『私は飲まないというか、体がお酒を受け付けなくて呼吸困難になるから、気持ち良く酔える人が羨ましい。「ビールうまー!」とやりたい』


『私は飲むと頭痛がします。1度で良いから記憶がなくなるまで飲んでみたいです』


ビールコップ1杯程度の少量の飲酒でも、顔面紅潮や吐き気、動悸、眠気、頭痛などが起こることを「フラッシング反応」といい、かなり不快な気分になってしまいます。それが嫌でお酒を飲まないようにしている人もいますね。飲んで心地よい気分になってみたいけれど、身体がアルコールを受け付けないこともあります。

参考:厚生労働省e-ヘルスネット「フラッシング反応」

お酒が飲める飲めないで人生の楽しさを判断するのは難しい

『飲酒が最も楽しいという人がいるように、スイーツが好きな人、他の趣味を楽しむ人、いろいろだよ』


『体質とか好みはいろいろなので、お酒がダメでも別の楽しみがあると思う』


お酒を飲む人からすれば、こんなに美味しいのに飲まないなんて損! と感じてしまうのは事実でしょう。飲酒が心地良いのであれば、人生を楽しんでいることになりますが、一方でお酒がなくても人生を謳歌することはできますね。お酒ではない他の食べ物が好きな人もいますし、お酒を飲む時間を趣味に使うこともできそうです。人それぞれ楽しみは違いますから、お互いの趣味嗜好を尊重し合いながら付き合っていけると良いのかもしれません。

文・こもも 編集・みやび