亡くなった父親と2人の子供(画像は『The Sun 2020年10月23日付「SURVIVORS Two children slept next to blackened corpses of their parents for 3 DAYS after they ‘died from poisoned pickles’」(Credit: VK.com)』のスクリーンショット)

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ロシア西部サンクトペテルブルク近郊の村の一軒家で、若い夫婦が突然亡くなってしまった。露メディア『78.ru』によると、2人の死因は手作りのピクルス(野菜などの西洋風漬物)の可能性が高く、夫婦の5歳と1歳の子供は動かなくなった両親のそばで3日間も暮らしていたという。

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事故が起きたのは最近のことで、ボリショエ・クジョムキノ(Bolshoye Kuzyomkino)に住むアレクサンダー・ヤクーニンさん(Alexander Yakunin、30)と妻ヴィクトリアさん(Viktoria、25)はその日、参加する予定だった家族のパーティに姿を現さなかった。

「なんの連絡もなく、2人らしくない」と心配したヴィクトリアさんの姉ナタリア・バクリナさん(Natalia Bakulina、36)が夫婦の自宅に電話をかけると、珍しく5歳の娘が電話を取り、このように話したという。

「パパもママもずっと寝ているの。パパの身体は真っ黒に変わってしまったわ。だから1歳の弟は私が面倒を見ているのよ。」

姪との会話で「2人に何かあったに違いない」と直感したナタリアさんは、慌てて妹夫婦のもとへと車を走らせた。

ナタリアさんは当時のことをこう振り返る。

「妹の家で玄関の戸を開けてくれたのは姪っ子で、私は2人の寝室に走ったわ。そして何が起こったのかを理解した。2人はベッドの上で亡くなっていたの…。」
「私はただ跪き、その場で泣き叫ぶしかなかったわ。」

その後の警察の調べで、夫婦は3日前に亡くなっていたこと、そして亡くなる前日にアレクサンダーさんの祖母から手作りのピクルスをもらっていたことが判明した。

瓶詰めにされたそのピクルスは蓋が開いたままキッチンに置かれていたそうで、『78.ru』は「2人の死因はボツリヌス菌が産生する毒素(ボツリヌス毒素)によって起こる食中毒である可能性が高い。漬物を作る際に食材が汚染され、これを食べた夫妻は筋肉が麻痺し、呼吸不全に陥ったのだろう」と報じている。警察はさらに調べを進めているものの、詳細は明らかにされていない。

なお2人の子供たちは現在、アレクサンダーさんの父親のもとで暮らしており、夫婦の近隣住民は「2人はお酒を飲まなかったから、アルコール中毒ってことはないだろうね。仲が良く、とても感じがいい2人だったよ。子供たちが気の毒でならないね」と明かした。

このニュースには「悲劇でしかないね」「祖母も5歳の娘も一生トラウマを抱えてしまうだろう」「まだ死というものを理解していなかったんだろうね」「悲しいニュース」「子供たちの今後の幸せを祈っている」といったコメントがあがっており、ヴィクトリアさんの母ガリーナさん(Galina、61)は「遺体は棺に入れてしっかりと封をし、埋葬するように言われました。こんなことになるなんて本当にショックでなりません」と涙ながらに語った。

画像は『The Sun 2020年10月23日付「SURVIVORS Two children slept next to blackened corpses of their parents for 3 DAYS after they ‘died from poisoned pickles’」(Credit: VK.com)(Credit: koolinar.ru)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)