コートジボワール戦出場に燃えるDF板倉滉、CBとボランチの起用は「常にどちらでもプレーできる準備をしないといけない」

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日本代表は10日、オランダのユトレヒトで6日目のトレーニングキャンプを実施。トレーニング前にDF板倉滉(フローニンヘン)がメディアの取材に臨んだ。

9日に行われたカメルーン代表戦では出場機会がなかった板倉。13日のコートジボワール戦に向けては「昨日は試合出場はなかったですが、こうやって久々に代表の活動に来て、気持ちはすごく高ぶっています。昨日の試合を見て、試合に出たい思いは強いので、次どうなるかはわからないですが、いつ来ても良いように準備したいと思います」とコメント。出場への欲が高まったと語った。

センターバックとボランチでプレーが可能な板倉。自身のポジションについては「自分の中でどこで勝負したいという気持ちはありつつも、監督にここでと言われた場所で自分の力を発揮することが一番だと思います」とコメント。「チームではセンターバックをやっていますが、前回の代表ではボランチで使ってもらって、常にどちらでもプレーできる準備をしないといけないと思っています」と語り、役割が変わってもしっかりとパフォーマンスを出すとコメントした。

同じ状況にあるDF中山雄太(ズヴォレ)はカメルーン戦ではボランチでフル出場。その中山の存在については「雄太も90分間通して試合に出て、ディフェンスの部分ではゼロでしっかり抑えました。そこにフォーカスしたわけではないですが、同年代の選手が90分出ると、より試合に出たい気持ちになりました。僕自身は次の試合に向けてしっかり準備するだけかなと思います」とし、刺激としながらもしっかりと試合に向けた準備をすると語った。

板倉は2019年のコパ・アメリカで日本代表初招集。10月のタジキスタン代表戦が最後の招集となっていた。この1年での成長について「個々の勝負、一対一の勝負というところはより一層海外に行ってこだわっている部分。そこはコパの時よりもより成長していると思う」と語り、自身でも成長を実感していると語った。また、「昨日の試合もそうですが、強くて早い選手がたくさんいた中で、組織で戦っていた。個々の部分で負けないようにしたい。そこに常にフォーカスしてやっていきたい」と意識して取り組んでいることを明かした。

センターバックで考えれば、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)の牙城を崩す必要があるが、2人との比較について「危機察知能力、周りの常用を把握してプレーする部分は、足りないというよりは、2人の力強さ、個人でも最後守るところは、2人と比べてというよりは自分自身にもっと必要です」とコメント。「それを上げることによって、今以上の自分になれると思っています」とした。

また、「スタートから試合に出たいという気持ちは強いですし、そこでやってやるという気持ちは強いので、出たら自分のプレーをするだけです」と語り、ピッチではしっかりとプレーを出したいと語った。