ヒューもネコになって歌ってたかも?(写真はトム・フーパー監督作『レ・ミゼラブル』より)
 - Universal Pictures / Photofest / ゲッティ イメージス

写真拡大

 映画『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』などで知られるヒュー・ジャックマンが、大ヒットミュージカルを実写化した『キャッツ』への出演を断っていたと、The Daily Beast のインタビューで明かした。

 『レ・ミゼラブル』でヒューとタッグを組んだトム・フーパー監督がメガホンを取った『キャッツ』は、ジュディ・デンチ、イドリス・エルバ、テイラー・スウィフトら豪華キャストが集まったものの、批評家からの評価は厳しく、興行成績も振るわずという結果に。最近では、映画のVFXスタッフが、同サイトに対して「製作現場での扱いはほとんど奴隷みたいなものだった」と嘆いたことも記憶に新しい。

 フーパー監督と親交が深いヒューは、実際に『キャッツ』の出演オファーをもらっていたといい、「オファーを断ったのか?」という同サイトからの質問に「うん……そうだよ」と返答。「トム(・フーパー監督)が電話してきたんだ。もちろん僕らは『レ・ミゼラブル』でタッグを組んだからね。時間の都合に合わせていくつかのオプションを提示してくれたんだけど、僕のスケジュールが合わなかった」と説明している。

 視覚効果の酷評で劇場公開後にVFXが改良される事態や、第40回ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)で最低映画賞含む最多6部門に受賞するなど、話題が尽きない本作。しかし、ヒューは『キャッツ』を未だに観ていないそうで、「映画館にはいたよ。けど、誰かをコケにするつもりで観たいとは思わないし、流行に乗ろうとも思わない」とコメント。また、VFXスタッフをゴミのように扱っていたと報道されたフーパー監督についても「トム・フーパーは素晴らしいフィルムメーカーの一人だよ」と称賛している。(編集部・倉本拓弥)