昨年8月に行われたコミュニティ・シールドのリヴァプール戦にて、十字靭帯を断裂し長期離脱を余儀なくされている、マンチェスター・シティのリロイ・サネ。当時はバイエルン・ミュンヘンへの移籍間近とまで報じられていたが、あれから約6ヶ月が経過した今、サネははじめてチーム練習へフル参加を果たすことができた。

 これには今夏にユーロ2020が控えるドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督のみならず、夏の移籍市場に向けて最上位にリストアップ中と見られるバイエルン・ミュンヘンも注目していることだろう。特にサネが代理人を変更したことにより、バイエルンは決して獲得を確実視できるような立場にはないようだ。

 カール=ハインツ・ルメニゲ代表は、地元紙ミュンヒナー・メルクール紙やtz紙とのインタビューの中で、「基本的には、マンチェスター・シティとの契約を1年半残している選手のことには発言したくはない」とコメント。しかし可能性を否定するものではなく、むしろ「関心があれば、まずはクラブと話をする。はじめからフレンドリーな雰囲気で臨めるようにね」と付け加えた。