NTTが被災予測にAI導入、通信ケーブル早期復旧につなげる
12年以降、国内に甚大な被害をもたらした台風約20件の気象データ、その際の通信ケーブルの被災状況を学習させたAIを用いる。
大規模災害発生後に顧客先と通常通りに通信できているかを広範囲で自動的に確認できる導通試験システムも導入し、顧客からの連絡がなくても故障の早期発見を可能にする。
これまでNTTグループは、時系列に沿ったマニュアルに基づく災害対応を行っていたが、担当者の経験に頼る部分も多かった。18年9月の台風21号に伴う復旧対応では、関西を中心に広範囲に甚大な被害をもたらした結果、大人数となった応援要員の宿泊場所や資材の配置場所の確保に苦労した。この経験を教訓に、18年11月から災害時の初動対策強化に向けたAIによる故障予測システムの導入を検討していた。
今後は、地盤データをAIに学ばせることで土砂災害による通信ケーブルの故障も予測可能にする。電力会社と被災情報を共有し、より高精度な故障予測ができる体制づくりも検討している。
