自殺者数の推移(出典:平成30年版自殺対策白書)

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毎年3月は厚生労働省が定める「自殺対策強化月間」。今月は厚労省のほか、全国各地の地方自治体や民間団体が電話相談、イベント、ウェブサイト、SNSなどによりさまざまな啓発活動を行っている。

厚労省の平成30年(2018年)版の自殺対策白書(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/18/index.html)によると、年間で自殺者の多い月は3〜5月。2017年の月別自殺者数は男女ともに5月が最多で男性1,387人、女性637人だった。自殺者数は1998年以降、14年連続で3万人を超えていたが、2009年以降は年々減少し、2017年には21,321人まで減った。この10年間で大幅に減少したとはいえ、その数はまだ年間2万人を超える。また、若年層では減少率が低く、20〜30歳代の死因第1位は依然として自殺だ。

なお、厚労省では支援を必要とする人が支援を求めやすい環境を作るための「生きる支援」の一環として、以下のサイトで心の病気や医療機関に関する情報発信も行っている。

みんなのメンタルヘルス|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

こころの耳|厚生労働省
(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
http://kokoro.mhlw.go.jp/

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