ダイキンやクボタなど、納期10日未満に挑む
ダイキンはビル用空調の標準品をシングル納期の対象とする。6月に稼働を始めた堺製作所臨海工場(堺市西区)は、IoTを取り入れ生産を効率化。また、完成品をすぐに出荷できる配置にしたほか、受発注システムを一新し、営業部門と工場の連携を密にした。
ビル用空調の需要は堅調だが、「性能で差別化しにくくなっている」(神野仁志執行役員)という。そのため、三菱電機などとの価格競争が厳しい。一方、顧客が今すぐ欲しい時に素早く供給できれば、「競合がいない状況」(同)となり、値下げ圧力の回避につながる。
クボタは小型建機を生産する枚方製造所(大阪府枚方市)にIoTなどを導入。不具合を検知し、即時に修正する仕組みなどを導入した。業務用空調と同様、建機は品種が多いため在庫を持たない場合が多い。顧客が望む時に製品を供給し、顧客満足度を高める。
コイズミ照明(大阪市中央区)も、ホテルや商業施設向け照明の納期を10日以内に短縮しつつある。生産時間を短縮するため、部品の内製化を推進。納入先の内装などが急に変更されても、対応しやすくする狙いだ。
