2018年1月12日朝、日本列島は今季一番の冷え込みとなった。上空には非常に強い寒気が入り込んでおり、九州各地でも11日から積雪が見られた。12日もさらなる積雪や道路の凍結などが予想され、気象台から注意を呼びかけている。

「電車も冷えすぎて......扱いにくいようです」


長崎バス(Houjyou-Minoriさん撮影、Wikimedia Commonsより)

坂の多い街として知られる長崎市では、積雪のため「長崎バス」の路線バスの一部が運休した。

ツイッターには長崎市民からのツイートが相次いでいる。

「恐れていたことがぁー」「自宅待機」「浜の町から職場までのバスは全滅なので、長崎電気軌道の電車にお世話になる」「下山できないからお仕事行けず...」などといった報告が寄せられている。

九州自動車道えびのJCT付近(tabibirdさん撮影、Flickrより)

九州南部、鹿児島県でもかなりの積雪があった。11日、九州自動車道の栗野インターチェンジ(IC)―溝辺鹿児島空港IC間など、鹿児島、宮崎、熊本の3県を結ぶ高速道路の一部が通行止めとなった。

MBC南日本放送のツイッター公式アカウントからは、12日朝、次のようなツイートが投稿されている。

NEXCO西日本の公式サイト内告知ページには、「【九州】通行止めの恐れがある道路と区間(1月12日10時時点)」として次のような記載があった。

■九州地方の通行止めの恐れがある区間
【1月13日(土曜)明け方までに通行止めの恐れがある道路と区間】
E3九州自動車道 八代JCT〜人吉IC
E10東九州自動車道 苅田北九州空港IC〜中津IC

また、こんな注意も添えられている。

※E34大分自動車道 日田IC〜日出JCT〜別府IC、E10東九州自動車道 中津IC〜速見IC、E97日出バイパス 全線、E34長崎自動車道 大村IC〜長崎多良見IC、E96長崎バイパス 全線、で冬用タイヤ規制を行う場合は、ノーマルタイヤでの走行はできません。

西鉄3000形電車(JKT-cさん撮影、Wikimedia Commonsより)

九州北部の福岡市でも積雪の状況は同様だ。福岡を中心とした路線で運行する西鉄でも、一部に運休が発生したようだ。ツイッターには下記のようなツイートが投稿されている。

「電車も冷えすぎて......扱いにくいようです」「あの屈強を誇る西鉄電車先輩が雪に負けた!?」などという感想だ。

「今日の西鉄電車は地獄やった」「でも人多すぎて乗れない人も」といった声も......。

さて1月13日と14日は、2018年センター試験実施日である。天候と交通機関の状況を心配する人もいた。

13日と14日、受験生がセンター会場にたどり着けることを祈るばかりだ。