着たままでの毛玉取りも可能

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夏に比べて洋服のバリエーションが多くなる秋冬は、ファッション好きにとっては楽しい季節。と同時に、毛玉との戦いが始まる季節でもあります。

【写真を見る】毛玉取り器でシェア6年連続 1 位を獲得した「とるとるシリーズ」

今年こそ、その戦いに勝てるよう、今回は”毛玉取りのプロ”として、「毛玉取り器」シェア6年連続 1 位を獲得した毛玉取り器「とるとるシリーズ」を販売している株式会社泉精器製作所の西澤さんに、毛玉の話や毛玉取りの正しいやり方を聞いてきました。

--いつのまにかできている毛玉って、みんなすごく困っていると思うのですが、そもそもどうして毛玉ってできるのでしょうか。

西澤さん:どうしてできるのか、ではなく、毛玉はどうしたらできやすいのか、というお話になるのですが、毛玉は、洋服が摩擦することによって生まれます。なので、できるだけ摩擦のしないような環境下で着たほうが、洋服の寿命は伸びますね。

例えば、ニットはどんなにお気に入りでも、最低一日は日を開けて着るようにするとか。一日空けることで毛の状態が落ち着いてくれるので、毛玉ができにくくなるからです。また、さらにケアするのであれば、着用後は毎回ブラシなどで毛羽を整えてあげるといいでしょう。

他にも、ニット同士の重ね着をしないようにしたり、保管する際にも重ねたりしないようにすることで、摩擦を防ぐことはできますね。

--実はわたしは「毛玉取り器」を一度も使ったことがないのですが、簡単に綺麗になるものなのでしょうか。

西澤さん:ここ最近、サマーニットの流行などもあり、「毛玉取り器」デビューをする人は増えていっています。弊社では、そんなビギナーの方でも扱いやすいような商品も取り扱っていて、そのひとつが「生地保護リング」が付いている「KC-NB17」ですね。

他のシリーズのほうが、毛玉取りとしてはいいのですが、やはり慣れていない方は洋服へのダメージを心配されると思うので、こちらはオススメです。

--「毛玉取り器」を使う際の、アドバイスなどはありますか?

西澤さん:洋服にシワがあると生地を巻き込みやすくなってしまうので、平面においてピンと張った状態で毛玉を取ったほうがいいですね。

ちなみに、弊社の商品は着たままでの毛玉取りも可能です。特許取得中の刃の角度がポイントで、これにより、例えば外出前に気づいてしまった毛玉を対処することもできます。

「毛玉取り器」は、生地が薄くなってしまった、生地が破れてしまった、みたいな話をどこからか聞いていたため、先入観で恐れていたのですが、せっかくなのでアドバイスを頂きながら、初めての毛玉取りに挑戦してみることに。

今回は、お気に入りだったのに毛玉だらけになってしまったアウターで試してみました。

最初は怖々だったのですが、毛玉を取る時に伝わる手の振動が気持ちよく、また、毛玉がないところでは反応せず、毛玉だけに反応するので、生地は傷んでいないんだな、という安心感もあり、どんどんと楽しくなる毛玉取り。楽しすぎて、すっかり綺麗になったのに楽しさを求めて毛玉を探す、毛玉ハンターみたいになってしまいました。

でも、西澤さんによると、頼まれてやっていたお父さんがハマってしまって、ずっとやっている、という話もあるそうで、この気持ち良さは多くの人が感じられるものなのかもしれません。

もう取る毛玉も無くなって、気づくと、めちゃくちゃ綺麗になっていました。オオカミも美白に!すごい!本当に毛玉だらけで、もう寿命かな、と思っていたのですが、まだまだ着られそうです。

洋服の寿命を延ばすことのできる「毛玉取り器」。もし毛玉で悩んでいる人がいたら、洋服を捨てる前に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、ダストボックスを確認すると、たくさんの毛玉が!これだけ毛玉がついていたら、それは汚いですよね……。上手に「毛玉取り器」デビューできて、良かったです!