ロンドン五輪・女子サッカーは6日準決勝を行い、日本がフランスを2−1で破り初めての決勝進出を果たした。中国メディア・騰訊網は日本が90分間で放ったシュートがわずか4本であり、そこから2点を取ったことを紹介、「恐るべき高効率」と表現した。

 記事は、攻撃的サッカーを展開したフランスが試合の中で27本のシュートを放ったものの、ゴールの枠をとらえたものが11本で得点はわずか1点にとどまったのとは対照的に、ディフェンス・カウンターに徹底した日本のシュートはたった4本だったのもののそのうち3つは枠をとらえ、さらにそのうち2本がゴールネットを揺らしたと説明した。

 また、試合内容についてフランスメディアが「2点目はオフサイドの疑惑があるが、日本の攻撃効率は確かに高かった」と評したことを紹介した。さらに、佐々木則夫監督が試合後に「よく耐えた」と語ったことを挙げ、「彼の言う忍耐は、恐ろしいほどの高い効率の上に成り立っている」と解説した。

 そして、「目新しい戦術もなく、データ上の優位もなく、ゴールも美しいとは言えないが、それでも強い相手を飲み込んでしまう、日本女子サッカーはまさにそのようなチームだ」と締めくくった。(編集担当:柳川俊之)