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 2007年夏に、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督マイケル・ベイ、視覚効果ILMが総力を結集して創りあげ、全世界で7億ドル以上の興行収入を記録した『トランスフォーマー』。2009年に前作以上の大ヒットを記録した続編『トランスフォーマー/リベンジ』に続いて、7月29日よりシリーズ最終章となる『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が公開。公開に先駆けて、6月3日には都内劇場にて世界最速・最新3Dフッテージ披露上映会が行われました。

『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

 宇宙の戦士トランスフォーマーのオプティマス・プライムやバンブルビーと固い友情を築いた若者サムに、新たに迫る危機。悪のトランスフォーマー集団ディセプティコンが、強力な秘密兵器を擁して3度彼らの前に立ちはだかる。地球を舞台にした最終決戦の行方は!?


 劇場入口で金属探知機による入念なボディチェックを抜けると、3Dメガネを手にチケットで指定された席に着席。200名強の関係者が劇場を埋め尽くす中、パラマント ピクチャーズ ジャパンの担当者が挨拶を述べた後、5月18日にLAパラマウントスタジオにて行われた、マイケル・ベイとジェームズ・キャメロンの豪華対談による3Dについてのトークイベントの模様が上映されました。

マイケル・ベイが3Dを採用した理由

 マイケル・ベイは当初、同作を3Dで撮影する予定はなかったが、ジェームス・キャメロンの推薦により、採用を決定。『アバター』の撮影スタッフの協力のもと、スカイダイバーのヘルメットに3Dカメラを取り付け、シカゴのビル群の間を時速240キロで飛ばしたエピソードなどを明かしました。

 対するジェームス・キャメロンは、同作を全編視聴した感想を「素晴らしい。奥行きの表現がとても気に入っている。3Dを積極的に使って、3Dの持つ魅力と可能性を存分にいかしている」「この映画の3Dは、観客の心をがっちりと掴み、観客を別世界へと連れていった。僕たちは今それを経験した。それこそが素晴らしいことなんだ。この3Dは、絶対に見るべきだ。」と太鼓判を押しました。

“過去最高の3D”を世界初披露

 続けて、3Dメガネを着用して、世界初披露となる8分45秒の本編オープニング映像と、6分55秒のダイジェスト映像を続けて公開。ちっぽけな存在に過ぎない人類に対して、圧倒的な破壊力をもつトランスフォーマーたちの巨大さが、ジョームス・キャメロンの言葉通りに、奥行きのある3Dによって実にリアルに映像化されていました。

 また、マイケル・ベイが語るスカイダイバーによる高速空中飛行のシーンでは、ビルの谷間を弾丸の様にくぐり抜ける兵士の背後を、巨大なトランスフォーマーが肉迫し、そのスピード感と緊張感で手に汗を握ります。人類の希望を断ち切るかのごとく巨大な侵略者の映像はもちろん、迫力あるエンジン音で疾走するシボレー・カマロがバンブルビーに変形し、再びカマロへと変形するシーンなど、予測不可能な緻密な動作にもはや目が追い付きませんでした。


人類に残された希望の鍵とは?

 最後に上映された2分25秒の予告編では、これまで地球の危機を救ってきたオプティマスプライムとバンブルビーから「我々の友好は終わりだ 人類は一つになって 人間だけで戦うのだ」と、絶望的な言葉を突き付けられます。ストーリーには「そして人類の反撃が始まる。」との見出しが踊りますが、人類に残された希望の鍵とは何なのかは最後まで明かされず、地球侵略へのカウントダウンが刻まれてゆきます。

映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』オフィシャルサイト

映画は芸術ハラの所見評価

メッセージ性:★★

映像美:★★★★

サウンドトラック:★★

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